バルメット、ファクトリーパル(FactoryPal)を完全子会社化、AI活用のティシュ加工向けデジタル事業を強化

バルメット(Valmet) :2026年7月2日

バルメットは7月1日、ケルバー(Körber)が保有していたファクトリーパル(FactoryPal GmbH)の残り全株式を取得し、同社を完全子会社化したと発表した。これにより、ファクトリーパルはバルメットの100%子会社となり、ティシュ加工分野におけるデジタルサービス事業の強化を進める。

ファクトリーパルは、ティシュ加工工程向けのソフトウェアソリューションを提供しており、現場オペレーターやエンジニアリング部門、製造管理部門の生産性向上を支援する。高度なデータ分析と人工知能(AI)を活用し、生産効率の改善、プロセスの安定化、機械設定の最適化を実現するのが特徴だ。

同社は2024年にバルメットが過半数株式を取得して以降、同社の製品・サービス群の一部として展開されてきた。今回の完全子会社化により、バルメットが展開するティシュ業界向けデジタルサービスおよびインダストリアル・インターネット(Industrial Internet)ソリューションとの連携を一段と深める。

バルメットのティシュ事業部サービスビジネスユニット担当バイスプレジデント、イゴール・フェリペ・パナッソル(Igor Felipe Panassol)氏は、「AIを活用した機械学習アルゴリズムを備えるファクトリーパルは、ティシュ加工現場の生産最適化や設備状態監視を支援する業界のベンチマークとなっている。サービスへの統合をさらに進めることで、顧客への提供価値を一層高められると考えている」とコメントした。

また、ファクトリーパル(FactoryPal)の最高経営責任者(CEO)、アンドレ・スケルラヴァイ(André Skerlavaj)氏は、「バルメットの一員として、ファクトリーパルをティシュ加工向け次世代ショップフロアソリューションへと発展させたい。これにより、SaaSソリューションの一層緊密な連携と統合開発を進め、製造現場のデジタル化を進める顧客ニーズに応えていく」と述べた。

今後、ファクトリーパルはバルメットのティシュ事業部門の一員として、同社の事業運営へさらに統合される予定。バルメットはAIとデータ分析技術を活用したソリューションを強化し、ティシュ製造業界におけるデジタル化支援を加速させる方針。

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