・2028年1月運転開始予定、再エネ導入拡大と電力需給安定化に貢献
三菱地所は6月1日、福岡県朝倉郡筑前町において、定格出力67MW、定格容量230.1MWhの系統用蓄電所の建設に着手した。三菱地所がプロジェクトマネージャーとして開発を主導し、伊藤忠商事、東京センチュリーと共同で事業を推進する。運転開始は2028年1月を予定している。
近年、太陽光発電や風力発電など再生可能エネルギーの導入拡大が進む一方、発電量が天候などに左右されることから、電力需給バランスを維持するための調整力確保が課題となっている。系統用蓄電所は、電力需要の少ない時間帯に充電し、需要が高まる時間帯に放電することで、電力系統の安定運用を支える重要なインフラとして注目されている。
今回の事業は、三菱地所、伊藤忠商事、東京センチュリーが出資する「福岡県筑前町蓄電所合同会社」が事業主体となり推進するもの。敷地面積約2万6,000平方メートルの用地に蓄電設備を整備する。
三菱地所は2024年から系統用蓄電所事業に参入しており、東京都が設立した官民連携ファンド「東京都蓄電所投資事業有限責任組合」への出資や、北海道千歳市上長都での系統用蓄電所事業への参画などを進めてきた。今回の筑前町プロジェクトもその一環で、再生可能エネルギーの普及促進と脱炭素社会の実現を目指す。
また、本事業は経済産業省の「令和7年度再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助金」の採択を受けている。
三菱地所グループは長期経営計画において「環境負荷低減に尽力し続ける」を重要テーマの一つに掲げており、今後も蓄電所事業の拡大を通じて社会価値と企業価値の向上を図る考えだ。
■プロジェクト概要
事業名:福岡県筑前町系統用蓄電所プロジェクト
所在地:福岡県朝倉郡筑前町赤坂
事業主体:福岡県筑前町蓄電所合同会社
出資者:三菱地所、伊藤忠商事、東京センチュリー
敷地面積:約26,000㎡
定格出力:67MW
定格容量:230.1MWh
施工者:自然エンジニアリング
蓄電池システム供給:伊藤忠商事
着工時期:2026年5月
運転開始:2028年1月(予定)
総事業形態:系統用蓄電所
補助事業:経済産業省「令和7年度再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助金」採択案件
■事業会社概要
商号:福岡県筑前町蓄電所合同会社
設立:2026年4月
資本金:10万円
代表社員:三菱地所
出資者:三菱地所、伊藤忠商事、東京センチュリー
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