ジェイテクトは7月31日、2027年3月期第1四半期(2026年4〜6月)の連結決算を発表した。売上収益は前年同期比8.2%増の4,919億7,300万円となった。事業利益は同62.1%増の227億4,600万円、営業利益は同68.6%増の228億1,100万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は同112.5%増の138億3,300万円と、大幅な増収増益を確保した。中東情勢の影響を受ける中でも、為替の円安効果に加え、北米・アジアでの販売増加や欧米構造改革・原価改善活動の効果が収益を押し上げた。
第1四半期期間中の経済環境は、中東情勢の混迷に伴う減産リスクやエネルギー・資源価格の高騰懸念があったものの、全体としては緩やかな回復基調で推移した。一方、先行きについては、地政学リスクに加え米国の通商政策、為替動向など不確実性の高い要因が混在しており、予断を許さない状況が続いている。
■セグメント別の業績
<自動車> 売上収益は9.7%増の3,552億8,700万円。中国での販売減少があったものの、円安の効果に加え、日本や北米、アジアなどで販売が増加した。事業利益は円安や原価改善の効果などにより、158.1%増の157億6,200万円と大幅増益。
<産機・軸受> 売上収益は2.4%増の881億6,900万円。前年度に欧州ニードルローラーベアリング事業を譲渡した影響があったものの、円安の効果などで増収。事業利益は円安や原価改善、構造改革の効果はあるものの、米国での関税の影響などにより、11.1%減の36億7,800万円。
<工作機械> 売上収益は8.3%増の485億1,600万円。円安の効果や北米での販売増加が寄与した。事業利益は販売増加の効果はあるものの、費用の増加などにより、15.0%減の32億9,900万円。
■2027年3月期 通期見通し(据え置き) 売上収益:1兆8,800億円(前期比2.3%減)
事業利益:900億円(同18.9%増)
営業利益:750億円(同201.8%増)
親会社の所有者に帰属する当期利益:500億円(同317.6%増)
原価改善や構造改革の効果が着実に積み上がっている一方で、中東情勢などに起因する市場環境の不透明感が継続していることから、業績予想は据え置いた。欧米構造改革のやり切りと原価改善効果の積み上げにより、過去最高益の達成を目指す。配当予想は年間70円(中間35円・期末35円、DOE2.8%)で、期初公表を据え置き。
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