ヤンマーアグリ、中山間地・畑作地向けコンパクトトラクター「NKシリーズ」発売

・操作性と小回りを重視した3モデルを6月1日リリース

ヤンマーアグリ(岡山県岡山市)は5月21日、井関農機との開発・生産協業により共同開発した新型コンパクトトラクター「NKシリーズ」(NK14/NK17/NK19)を6月1日より発売すると発表した。

中山間地域や都市近郊の小規模農地では、依然として家族経営や地域密着型の農業が主力となっており、全国耕地面積の約4割を占める中山間地を中心に、扱いやすく安心して使える小型クラスの需要が根強い。今回のNKシリーズは、そうした市場特性を踏まえ、コンパクトな車体と優れた操作性を最優先に開発された。

操作性を徹底的に追求した新設計
最大の特徴は、オペレーターの負担を軽減する操作レイアウトにある。走行・PTO関連操作を左側、作業機の昇降・調節を右側に集約し、操作内容を明確に分離。視線移動を最小限に抑え、判断しやすい配置を実現した。前後進の切り替えはリバーサーレバーで素早く行え、枕地作業など頻繁に前後進を繰り返す場面で威力を発揮する。

変速は副変速3段×主変速3段の組み合わせにより、前進・後進ともに9段を確保。耕うんから仕上げ、移動作業まで、用途に応じた最適速度を選択しやすくなった。

■作業効率と安全性も強化

  • エンジン:高出力・高トルクの3気筒エンジンを搭載し、従来機比で最高出力を向上。粘り強い作業特性を発揮し、作業効率と仕上がりの安定性に寄与する。排気クリーン化により最新環境規制にも対応。
  • 操縦性:パワーステアリングの採用によりハンドル操作が軽快。旋回時には「前輪倍速」機構が作動し、前輪が後輪の約2倍の速さで回転するため、小区画ほ場での小回りと四隅仕上げがスムーズで、ほ場の荒れも少ない。
  • 作業機接地制御:旋回後の作業機下降時に、地面直前でゆっくり接地させる制御を採用。衝撃を抑え、オペレーターの疲労軽減に貢献する。
  • 安全装備:シートベルト未着用時に警告音を発する「シートベルトリマインダー」、PTO作動中にオペレーターがシートを離れるとエンジンが停止する「PTO安全装置」を新搭載。加えて後方視認性を高めたハイマウントウィンカーにより、路上走行時の安全性も向上した。

希望小売価格(税込)は1,855,700円から2,547,600円。3機種の設定により、異なるほ場規模や作業内容に対応する。
ヤンマーアグリは「今後もお客様の現場ニーズに応える製品開発を進め、持続可能な農業の発展に貢献していく」としている。

商品詳細は公式ページ(https://www.yanmar.com/jp/agri/products/tractor/nk/)で確認できる。

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