新東工業、豊川製作所に3Dプリンティング量産工場新設、AIデータセンター向け放熱部材を量産

新東工業(名古屋市中村区)は5月13日、愛知県豊川市の豊川製作所敷地内に、3Dプリンター技術を活用した放熱用金属部品およびセラミックス部品の量産工場を新設すると発表した。AIデータセンター向け次世代放熱部材や半導体関連部材の需要拡大に対応するもので、総投資額は約100億円。2028年8月の量産開始を目指す。

新設する工場は、金属放熱部品工場とセラミックス部品工場の2棟で構成する。金属放熱部品工場は敷地面積約5,167㎡、延べ床面積約5,870㎡、セラミックス部品工場は敷地面積約3,535㎡、延べ床面積約3,700㎡を計画しており、いずれも鉄骨造2階建てとなる。

新工場では、3Dスクリーンプリンティング技術を活用した「3Dテクノロジープラットフォーム」を構築し、積層造形による金属・セラミックス部品の大規模量産を進める。同技術は、多材質対応と高精度造形を特徴としており、従来工法では難しかった高放熱性能部材の安定生産を可能にするという。

近年、AIデータセンターではGPUサーバーの高性能化に伴い、消費電力と発熱量が急増している。加えて、自動車、通信、情報処理分野でも電子部品の高性能化・高集積化が進展しており、高効率な冷却性能と省エネルギー性を両立する放熱部材への需要が高まっている。

新東工業は今回の投資を、事業理念「素材に形を いのちを」のもと推進する形づくり領域の成長戦略の一環と位置付ける。AIデータセンターをはじめとする成長市場向けに、高付加価値放熱部材の量産体制を確立し、競争力強化と安定供給につなげる考えだ。

■プロジェクト概要
計画名:3Dプリンティング量産工場新設計画
事業主体:新東工業
建設地:愛知県豊川市・豊川製作所敷地内
投資額:約100億円
着工内容:放熱用金属部品工場およびセラミックス部品工場の建設
金属放熱部品工場:敷地面積約5,167㎡、延べ床面積約5,870㎡、鉄骨造2階建て
セラミックス部品工場:敷地面積約3,535㎡、延べ床面積約3,700㎡、鉄骨造2階建て
生産技術:3Dスクリーンプリンティング技術による積層造形
主用途:AIデータセンター向け放熱部材、半導体関連部材
量産開始予定:2028年8月予定

ニュースリリース