・掘削・均し作業を半自動化、省人化と施工品質安定に貢献
ヤンマー建機(福岡県筑後市)は5月1日、超小旋回機「デルタ(δ)シリーズ」向けに、自社開発の「作業機2Dマシンコントロール(2DMC)」を搭載した新仕様機を6月1日から発売すると発表した。掘削や均し作業における作業機操作を半自動でアシストし、施工品質の安定化や省力化、安全性向上を支援する。
対象機種は「B3δ(B3-7)作業機2DMC仕様」と「B4δ(B4-7)作業機2DMC仕様」の2機種。価格(税別)はB3δ仕様が953万2,000円、B4δ仕様が1,039万6,000円。
今回搭載する作業機2DMCは、建設現場で課題となっている熟練オペレーター不足や省人化ニーズに対応するため、ヤンマー建機が独自に開発したICTソリューション。本機に搭載したセンサー情報を活用し、バケット先端位置を検知してブームおよびバケットを自動制御することで、掘り過ぎや削り過ぎを抑制する。
機械はキャリブレーション済みで出荷されるため、追加部品を必要とせず、納車後すぐに運用を開始できる点も特徴。小規模から中規模の造成工事、法面仕上げ、基礎床均し、U字溝施工など、比較的シンプルな断面形状の施工で高い効果を発揮し、手元作業員の削減や手戻り低減につなげる。
主な機能としては、「水平引きアシストモード」「深さコントロールモード」「測定モード」の3機能を搭載する。
「水平引きアシストモード」では、掘削や均し作業時にバケット先端の高さを維持するようブームとバケットを自動制御し、直線的な水平引きを支援。経験の浅いオペレーターでも安定した仕上げ品質を実現する。
「深さコントロールモード」では、基準点やオフセット量、勾配を設定することで、施工面に沿った掘削や法面成形を半自動で行える。
また、「測定モード」では、設定した2点間の距離や勾配を簡易測定でき、施工前後の確認作業に活用可能としている。
同社は、作業機2DMCについて、一般的な2Dマシンガイダンスと同等、あるいはそれ以下の導入コストで利用できるよう設計したとしており、「はじめてのマシンコントロール」として導入しやすい点を訴求する。過度な初期投資を抑えながら、省力化や施工品質向上、安全性向上を図れるとしている。
ヤンマー建機は、デルタシリーズのコンセプト「MAKE NEW STANDARD」のもと、機械性能向上に加え、ICTソリューションの拡充を進めており、今後も建設現場の課題解決につながる製品展開を強化する方針。
■商品概要
製品名:B3δ(B3-7)作業機2DMC仕様
発売日:6月1日
価格:953万2,000円(税別)
製品名:B4δ(B4-7)作業機2DMC仕様
発売日:6月1日
価格:1039万6,000円(税別)
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