クボタ、26年1~3月売上は13.7%増の8,100億円、海外売上は14.2%増の6,256億円

クボタが5月8日に発表した2026年12月期第1四半期(2026年1~3月)の売上高は、前年同期比975億円(13.7%)増加して8,100億円となった。国内売上高は機械部門、水・環境部門、その他部門共に増収となり、前年同期比197億円(12.0%)増の1,844億円となった。海外売上高は機械部門及び水・環境部門で増収となり、前年同期比778億円(14.2%)増の6,256億円となった。営業利益は、米国関税の影響によるコスト増加や諸経費の増加などの減益要因はあったが、為替の改善や機械部門での北米を中心とした増販益や価格改定などにより前年同期比364億円(59.1%)増の980億円となった。税引前利益は前年同期比397億円(62.8%)増加して1,028億円となった。法人所得税は246億円の負担、持分法による投資損益は10億円の利益となり、四半期利益は前年同期比310億円(64.5%)増の791億円となった。親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同期を319億円(77.2%)上回る733億円となった。

■部門別の概況
①機械部門
同部門は農業機械及び農業関連商品、エンジン、建設機械により構成。部門の売上高は前年同期比14.9%増加して7,008億円となり、売上高全体の86.5%を占めた。国内売上高は前年同期比19.1%増の904億円となった。主に農業機械及びエンジンの増加により増収となった。海外売上高は前年同期比14.3%増の6,104億円となった。北米では、建設機械は安定的な住宅投資に加え、公共投資および民間建設需要を背景に市場は堅調に推移した。トラクタは景況感の影響を受けたUVで調整局面が見られたが、農用市場は畜産関連の作物価格の安定により堅調に推移した。欧州では、トラクタ市場は農産物価格動向の影響が続いたものの、低馬力帯を中心に下支えが進み、全体としては前年水準を維持した。建設機械市場は各国政策の具体化を背景に需要回復が継続している。アジアは、タイでは、作物価格の低迷や燃料・肥料価格の上昇により稲作市場、畑作市場共に縮小し販売も減少した。インドでは、政府による農村支援策や良好な作柄を背景に市場の成長が継続し、販売が増加した。
セグメント利益は、米国関税の影響によるコスト増加や諸経費の増加などの減益要因はあったが、為替の改善や北米を中心とした増販益や価格改定により、前年同期比45.0%増加して797億円となった。

②水・環境部門
同部門はパイプシステム事業(ダクタイル鉄管、合成管等)、産業機材事業(反応管、スパイラル鋼管、空調機器等)、環境事業(各種環境プラント、ポンプ等)により構成。同部門の売上高は前年同期比6.5%増加して1,052億円となり、売上高全体の13.0%を占めた。国内売上高は前年同期比6.1%増の900億円となった。各事業で売上が増加し、増収となった。海外売上高は前年同期比9.4%増の152億円となった。環境事業で売上が増加し、増収となった。
セグメント利益は増販益や原材料価格の改善により、前年同期比6.9%増加して143億円となった。

③その他部門
同部門は各種サービス事業などにより構成。同部門の売上高は前年同期比2.2%増加して40億円となり、売上高全体の0.5%を占めた。当部門のセグメント利益は前年同期比81.8%減少して1億円となった。

■連結業績予想に関する定性的情報

2026年12月期の連結業績予想は前回発表時(2026年2月12日)から変更していない。なお、地政学リスクや関税政策変更により需要やコストへの影響が想定されるが、流動的な要素もあるため、現時点では業績予想に織り込んでいない。
2026年12月期売上高は、3兆1,500億円(前期比4.3%増)、営業利益は3,000億円(同13.0%増)、税引前利益は3,170億円(同12.4%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は2,100億円(12.5%増)を見込んでいる。
業績見通しにおける想定為替レートは、1米ドル=145円、1ユーロ=165円としている。

クボタの2026年12月期第1四半期決算短信

決算説明資料