リープヘル、IFAT2026で廃棄物・リサイクル向けアタッチメントを強化

・新型マルチティーングラップルを初公開

リープヘル(Liebherr):2026年5月4日

リープヘルは、5月4日から7日までドイツ・ミュンヘンで開催される環境関連見本市「IFAT2026」に出展し、廃棄物処理およびリサイクル用途に向けた各種アタッチメントを紹介する。会場では406㎡のブース(ホールC5、スタンド151)を設け、マテリアルハンドリング機やグラップル類、効率向上に寄与する各種装置を展示する。

注目は、新型マルチティーングラップル「GMM 20-5」で、今回が初披露となる。加えて、ソリッドリンククイックカップリングシステム(Solidlink)やスティック延長装置など、作業の柔軟性を高めるソリューションも提示する。会場では静態展示に加え、デモエリアで実機によるライブデモも実施する。

展示では、「GMM 20-5」のほか、マルチティーングラップル「GMM 35」「GM 55B」、選別グラップル「SG 20B」「SG 30B」、スティック延長装置などを実作業条件で披露する。

■リサイクル用途向け高性能マルチティーングラップル

リープヘルのマルチティーングラップルは、リサイクルやスクラップ処理といった過酷な用途に対応するよう設計されている。多様なシェル形状や仕様、オプションにより、幅広い材料を効率的かつ経済的に処理可能。バルキーでばらつきのある資材でも確実に把持できるよう最適化されており、安定した作業性能を発揮する。

シェルはオープン、セミクローズド、クローズドの各タイプを用意し、用途に応じた選択が可能。IFATでは「GMM 20-5」「GMM 35」「GM 55B」の3機種を展示する。

新型「GMM 20-5」は、従来機「GM 55B」の後継に位置づけられる新世代シリーズの最小モデルで、高い積載能力と優れた安定性を両立。ピストンロッドベアリングのボルト固定などの改良により耐久性を向上し、長寿命化を実現した。シェル形状の最適化により外形寸法を維持しながら容量を0.5m³(従来比+100リットル)に拡大している。2026年末から受注を開始する予定。

標準で大容量のロータリーモーターを装備し、2基のロータリーモーターを備えた仕様も選択可能。集中潤滑装置との組み合わせで高い作業効率を発揮する。さらに、大径の油路設計により高速動作を実現。旋回接続部やベアリング部には多重シールを採用し、摩耗低減と異物侵入防止を図っている。

■選別作業の効率化を実現するグラップル

選別グラップルは、リサイクル工程における投入、分別、搬送作業の効率化を目的に設計されている。高い把持力と耐久性を備え、繊細かつ正確な材料分離が可能。サイズは4クラスを展開し、パンチング、リブ付き、密閉型などのシェル仕様を用意する。

「SG 20B」は14~20トンクラスの機械向けで、800mm長のパンチングシェルを採用し、最大容量0.4m³。高耐久ブレードやホース保護、ラッシングアイ、内蔵ポンプによる自動集中潤滑などを備え、過酷な現場での高効率運用に対応する。

一方、「SG 30B」は20~35トンクラス向けで、1000mm長のパンチンググリッパーを採用し、容量は0.85m³。堅牢構造により長寿命を実現し、同様に自動潤滑機構を備えることで高い信頼性と低メンテナンス性を両立する。

■作業効率を高めるクイックカップリングとスティック延長

ソリッドリンク(Solidlink)は、機械式・油圧式・電気式の接続をオペレーターキャビン内から安全かつ迅速に着脱できる全自動クイックカップリングシステムで、アタッチメント交換の効率と安全性を大幅に向上させる。

また、スティック延長装置は、マテリアルハンドリング機の作業半径を拡大し、機械の再配置を行うことなく遠方作業を可能にする。2.25m、2.5m、2.7m、3.0mの各種長さを用意し、チルト機構付きや吊り下げ工具向け仕様も選択可能。ソリッドリンクのホルダー「SWA 33」「SWA 48」との組み合わせに対応し、幅広い用途で柔軟な運用を実現する。

ニュースリリース