石油資源開発、北海道苫小牧市で系統用蓄電池設備「JAPEX苫小牧蓄電所」を着工

石油資源開発(JAPEX)は10月6日、北海道苫小牧市の北海道事業所構内で、系統用蓄電池設備「JAPEX苫小牧蓄電所」の建設工事に着手したと発表した。太陽光や風力など変動性再生可能エネルギーの拡大に対応し、電力系統の安定化に寄与する調整力を確保する狙い。

同設備は、同社として初めての特別高圧蓄電所であり、2025年8月に営業運転を開始した「JAPEX美浜蓄電所(千葉県千葉市)」に次ぐ第2号案件となる。運転開始は2027年秋頃を予定しており、運営開始後は電力卸市場、需給調整市場、容量市場での取引を通じて電力の安定供給に貢献する。

本プロジェクトは、資源エネルギー庁の令和6年度「再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助金」に採択されており、導入経費の一部について補助を受けている。

JAPEXはこれまでの電力事業で培った運営体制とノウハウを活かし、本蓄電所の運営・管理を通じて、再エネ普及を支える蓄電池事業を一層推進していく方針。同社では「本事業で得られる知見を基に、収益機会の拡大とエネルギーの安定供給を両立させ、総合エネルギー企業としての成長を目指す」としている。


(参考)
・JAPEX苫小牧蓄電所:同社北海道事業所構内に建設。特別高圧区分(契約電力2,000kW以上または電圧7,000V超)に該当。
・系統用蓄電池:余剰電力を蓄電し、需要時に放電することで電力系統を安定化させる設備。

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