ユングハインリッヒ、モヴ・ロボティクスとシャトル技術・システムインテグレーションで戦略的提携

ユングハインリッヒ(Jungheinrich):2026年8月13日

ユングハインリッヒとモヴ・ロボティクス(Movu Robotics)は、戦略的パートナーシップを締結した。モヴ・ロボティクスの四方走行シャトルシステムと、ユングハインリッヒのコンサルティング、システムインテグレーション、ソフトウェア、サービスに関するノウハウを融合させる。これにより、顧客は高密度パレット倉庫と、シームレスなマテリアルフローをワンストップで導入可能になる。

両社は実績あるシャトルシステム技術とインテグレーション専門性を組み合わせる。パレットシャトル倉庫の計画をより迅速に進め、導入を容易にし、運用効率を高めるための提携だ。相互に優先関係を設定し、ユングハインリッヒを優先インテグレーター、モヴ・ロボティクスを優先サプライヤーとする。顧客はWMS(倉庫管理システム)統合、標準化されたインターフェース、共同ソリューション設計、連携したサービス提供のメリットを享受できる。

ハンブルク発―ユングハインリッヒとモヴ・ロボティクスは戦略的提携に合意した。今後、ユングハインリッヒはモヴ・ロボティクスのシャトルシステムの優先インテグレーターとなり、モヴ・ロボティクスはユングハインリッヒの優先サプライヤーとなる。目的は、高度に自動化されたパレット倉庫ソリューションを、顧客向けにより迅速かつ効率的に実現することにある。

スペースコストの上昇、複雑なブラウンフィールド環境、さらなる保管密度向上のニーズが、自動化パレット倉庫の需要を押し上げている。モヴ・アトラス(Movu Atlas)などの四方走行シャトルシステムは、パレットを多段奥行きで入出庫でき、高密度倉庫向けの最も求められる技術の一つとなっている。

■シャトル技術から統合された完全ソリューションへ

この提携により、シャトル倉庫は計画が迅速化し、導入が容易になり、運用効率が向上する。両社は四方走行シャトルをユングハインリッヒのWMSおよびソフトウェアエコシステムに直接統合する。同システムは在庫を一元管理し、入出庫を最適化する。標準化されたソフトウェアインターフェースにより、試運転期間が短縮され、既存システムとの接続も円滑になる。共同ソリューション設計は見積もりプロセスを深化・加速させ、連携したサービスプロセスによりライフサイクル全体を通じた安定運用を確保する。

■入荷から出荷までの連携プロセス

顧客は、入荷からシャトル倉庫を経て出荷に至るまで、シームレスな自動化マテリアルフローを実現できる。シャトルシステム、コンベヤ技術、移動ロボットは、ユングハインリッヒの統合ソフトウェアスタックで制御され、全体の可視化、複雑性の低減、将来の成長に対応する拡張性を提供する。
モヴ・ロボティクスのシャトルシステムはすでに200以上の倉庫で採用され、欧州および北米のユングハインリッヒ顧客プロジェクトでも多数稼働している。例えば、コッペンラート&ヴィーゼ(Coppenrath & Wiese)では、包装資材向けの自動化倉庫が建設中で、これまで分散していた保管能力を一カ所に集約する。オランダ・アルメレのマスコット・オンライン(Mascot online)では、約1万1500パレットロケーションの自動化パレット倉庫が建設中だ。10台のモヴ四方走行シャトルにより、高密度保管と迅速な商品供給を実現する。この倉庫は急成長する小売企業の拡大を支え、物流プロセス多段階拡張の第一段階となる。

モヴ・ロボティクスのCSO、ノエ・ファン・ベルゲン(Noë van Bergen)氏は次のように述べている。「四方走行シャトルシステムは、高密度保管と、ピッキング補充や出荷向けのジャストインタイム・シーケンシングといった他の機能を、同一の設置面積内で組み合わせるケースが増えている。この戦略的提携により、モヴの革新的なシャトル技術と、ストウ・グループ(stow Group)の一員としてのラック製造能力、ユングハインリッヒのインテグレーション・ソフトウェア・サービス専門性を融合させる。共同で、高密度自動化倉庫の導入を容易にし、設計の柔軟性を高め、将来の成長に対応可能なものにする。エンドユーザーは、手動から完全自動化まで、要件に応じて拡張可能なユングハインリッヒの包括的ソリューションポートフォリオの恩恵を受ける」。

両社はソリューション設計、インターフェース、サービスプロセスをさらに緊密に連携させる。これにより、ユングハインリッヒは倉庫自動化、ソフトウェア、サービスを統合したトータルシステムとして、顧客の要件に合わせて成長するグローバルシステムインテグレーターとしての地位を強化する。

■モヴ・ロボティクスについて
ベルギーに本社を置くモヴ・ロボティクスは、次世代自動化技術と、世界有数のラックソリューションプロバイダーであるストウ・グループ(45年以上の実績)の産業基盤およびグローバル製造拠点を組み合わせている。グループ全体で世界に2,000人以上の従業員を擁し、2025年の売上高は9億ユーロ超。モヴは約450人の従業員と2025年売上高1億9,300万ユーロを有し、四方走行パレットシャトル自動化のグローバルリーダーとして、欧州および北米で200以上のシステムを展開している。

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