・EU市場展開へ、医療ロボット事業をグローバル化
メディカロイド(神戸市中央区)は7月9日、手術支援ロボットシステム「hinotori(ヒノトリ)サージカルロボットシステム」について、欧州医療機器規則(MDR:Medical Device Regulation)に基づくCEマーク認証を取得したと発表した。これにより、欧州連合(EU)加盟国および一部EU非加盟国での販売が可能となり、欧州市場への本格展開に向けた足掛かりとなる。
「hinotori」は、同社が開発した国産手術支援ロボットで、2020年に製造販売承認を取得し、国内市場で販売を開始した。その後、海外展開を進め、2023年にはシンガポール、2024年にはマレーシアで販売承認を取得。さらに2026年にはベトナムでの販売承認も取得するなど、アジア太平洋地域を中心に導入拡大を図っている。
メディカロイドは、医療用ロボット事業の海外展開に向け、2020年に欧州・中東・アフリカ地域の活動拠点としてドイツに現地法人メディカロイド・ヨーロッパ(Medicaroid Europe GmbH)を設立。同地域での事業展開に向けた準備を進めてきた。
今回のCEマーク認証取得により、欧州地域で「hinotori」の販売活動を本格化できる体制が整った。同社では、欧州市場への進出を、医療用ロボットを通じて世界の医療発展に貢献するための重要なマイルストーンと位置付けている。
手術支援ロボット市場では、低侵襲手術への需要拡大を背景に、各国でロボット活用が進展している。メディカロイドは、国内およびアジア太平洋地域での事業拡大に加え、欧州展開を加速することで、医療現場の負担軽減や手術精度向上に貢献する考えである。
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