トヨタ紡織、愛知県豊田市に次世代シート工場を建設、2029年操業開始へ

トヨタ紡織(愛知県刈谷市)は7月1日、愛知県豊田市に自動車用シートの新工場を建設すると発表した。2026年7月に着工し、2029年1月の操業開始を予定する。新工場は「人・環境・生産性の調和」をコンセプトに掲げ、トヨタ生産方式(TPS)や自働化技術、デジタル技術を融合した工程革新を推進するほか、脱炭素や地域共生にも配慮した次世代型の旗艦工場として整備する。

新工場は愛知県豊田市生駒町および駒場町に建設する。敷地面積は約9万2,500 ㎡、延床面積は約6万8,500 ㎡で、鉄骨造2階建て。生産品目は自動車用シートとする。

生産面では、TPSを基盤に自働化技術やデジタル技術を組み合わせることで、高効率な生産体制を構築する。工程革新を進めるとともに、多様な人材が安心して働き、能力を発揮できる職場環境を整備し、次世代のものづくりを実践するモデル工場として位置付ける。

環境面では、工場から排出される温室効果ガスの実質ゼロを目指す。また、敷地内には地域共生エリアを設け、平常時は地域住民の交流スペースとして、災害時には防災拠点として活用する計画だ。

さらに、隣接地で建設が進む新物流中継拠点と一体運用することで、物流から生産までを最適化し、サプライチェーン全体の効率向上と持続可能なものづくり体制の強化につなげる考えだ。

今回の新工場建設は、生産性向上と環境負荷低減、人材活躍を同時に実現する製造拠点づくりを目指すもので、同社の将来の国内生産体制を支える中核拠点として重要な役割を担うことになる。

■プロジェクト概要

  • 事業名:トヨタ紡織 自動車用シート新工場建設プロジェクト
  • 事業主:トヨタ紡織株式会社
  • 建設地:愛知県豊田市生駒町および駒場町
  • 生産品目:自動車用シート
  • 着工:2026年7月
  • 操業開始:2029年1月(予定)
  • 敷地面積:約92,500㎡
  • 延床面積:約68,500㎡
  • 建物構造:鉄骨造・地上2階建て
  • 主な特徴:TPS・自働化・デジタル技術を融合した次世代生産システム、温室効果ガス排出実質ゼロへの取り組み、地域共生・防災機能の整備、物流中継拠点との一体運用によるサプライチェーン最適化。

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