ライオン、ベトナム子会社で医薬品新工場建設を決定、固形剤生産で事業拡大

ライオン(東京都台東区)は6月30日、ベトナムにおける100%子会社メラップライオンホールディング有限責任会社(Merap Lion Holding Limited Liability Company)を通じ、医薬品の新工場建設を決定したと発表した。

同社グループは中期経営計画「Vision2030 2nd STAGE」のテーマである「収益力の強靭化」の実現に向け、事業ポートフォリオマネジメントの強化を進めている。薬品事業を「チャレンジ事業」に位置づけ、海外を中心に新たな事業機会の創出を図っており、2025年4月にベトナムで医薬品事業を展開するメラップライオンを完全子会社化した。

メラップライオンは鼻洗浄用スプレーや点眼剤などの液剤を主要剤型とする有力ブランドと、全国をカバーする流通網・高い販売力を有する。これらの強みを活かし、収益性の高い医薬品事業のさらなる拡大を図るため、固形剤医薬品(錠剤・顆粒剤)の新工場建設を決定した。

投資資金は子会社の手元資金で充当する予定。なお、本件による2026年12月期の連結業績への影響は既に業績予想に織り込まれている。

メラップライオンは2019年6月に設立され、資本金224,000百万ベトナムドン(約14億円)。ライオン株式会社が100%出資しており、医薬品・医療機器の製造販売を中心とした企業グループの経営戦略・管理を担っている。主要連結子会社としてMerap Group Corporationを有する。

製品ラインアップの拡大と生産能力の増強により、ベトナムの生活者のヘルスケアに貢献するとともに、同国における収益力の一層の強化を目指す。

■新工場の概要

  • 所在地: ベトナム・フンイエン省
  • 敷地面積: 2,660㎡
  • 延床面積: 7,172㎡
  • 主要生産品: 医薬品(処方薬・OTC)
  • 投資規模: 約250,000百万ベトナムドン(約15億円)
  • 着工予定: 2026年10月
  • 稼働開始予定: 2030年下期

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