建設機械業界、次世代へ積極アピール、CSPI-EXPO2026で学生・家族向けイベント展開

・建機工、LINEクリエイターズ絵文字とYouTubeショート動画も新たに投入

・人材確保に向けた認知度向上策を強化

日本建設機械工業会(広報部会)は6月11日、今後の対外活動方針を発表した。少子高齢化による人材不足が深刻化する中、建設機械の社会的認知度向上と次世代への魅力発信をさらに強化する方針を明らかにした。

■CSPI-EXPO2026で学生と家族に直接アプローチ

最大の取り組みは、CSPI-EXPO2026(建設・測量・設計・維持管理のための国際展示会)での積極的な活動。

  • 学生向け見学ツアー+特別セミナー(6月17日(水)午後)
学生を対象に各社出展ブースの見学ツアー(13:30~15:30)を開催。ツアー終了後には日立建機と三笠産業による学生向け特別セミナーを実施する(15:45~16:30)。未来の建設機械業界を担う若手人材に対し、実際の現場技術や企業の取り組みを直接体感させる機会となる。
  • 建機工特別ブース(6月20日(土)終日)

    一般開放日である土曜日に、子どもとその家族を主な対象とした特別ブースを設置。建設機械の仕組みや建設機械整備士の仕事内容を紹介する展示のほか、塗り絵などの子ども向けイベントを実施する。建設機械の「重要性」と「魅力」を幅広い層に楽しく伝える狙いだ。

これらの取り組みは昨年同様、正会員企業と主催者の協力により実現する。

■業界外への日常的な訴求を強化

イベント以外でも、日常接点の拡大を図る。

昨年11月19日に制定した「建設機械の日」記念イベント「KENKIドリームDAY」に続き、今回はSNSツール「LINE」を活用した初の試みとしてクリエイターズ絵文字を制作した。より身近に建設機械を感じてもらうための取り組みとなる。

また、YouTubeでは従来から公開している建設機械整備職の魅力発信動画2本や、20年後の建設現場を描いた動画に加え、ショート動画を新たに制作。現代の視聴スタイルに合わせた短時間コンテンツで幅広い層へのリーチを狙う。

LINE絵文字およびYouTubeショート動画は今後、販売・公開を予定している(参考:一般社団法人日本建設機械工業会公式YouTubeチャンネル)。

■人材確保が喫緊の課題

同工業会は発表文で、「少子高齢化が進み、人材獲得競争が激化する中で、建設機械業界においても人手不足や世代交代が喫緊の課題」と指摘。次世代との接点創出を業界全体の重要テーマと位置づけ、会員各社と連携しながら魅力発信活動をさらに強化していく方針を示した。報道関係者に対しては、購読者への周知やイベント取材での協力を呼びかけている。

建設機械業界は、技術革新が進む一方で、人材の確保・育成が最大の課題となっている。今回の多角的な取り組みが、業界のイメージ向上と未来を担う人材確保にどれだけ寄与するのか、業界内外の注目が集まっている。

ニュースリリース(当工業会における今後の対外活動に関するお知らせ )