日本ロボット工業会、4~6月期受注額40%増、生産・受注は3四半期連続で過去最高

日本ロボット工業会が発表した2026年4~6月期の産業用ロボット統計(会員ベース)によると、受注額は前年同期比40.0%増の3,127億円、生産額が同24.3%増の2,520億円となった。マニピュレーティングロボットと電子部品実装機が好調に推移し、受注額、生産額ともに3四半期連続で過去最高を更新した。

受注台数は5万7,695台(前年同期比19.3%増)で8四半期連続の増加、生産台数は5万1,437台(同11.4%増)で6四半期連続の増加となった。総出荷は5万768台(同12.2%増)、出荷額は2,577億円(同24.1%増)となり、いずれも6四半期連続で前年実績を上回り、四半期ベースで過去最高を記録した。

国内出荷は、台数が7,722台(同7.3%増)、金額が383億円(同3.7%増)と増加に転じたものの、自動車製造業向け需要は依然低調だった。一方で、輸出は4万3,046台(同13.2%増)、2,194億円(同28.5%増)と大きく伸長。電子部品実装用ロボットが中国、タイ、ベトナムを中心としたアジア市場で旺盛な需要を取り込み、欧米向けも拡大したほか、マテハン用や半導体向けも堅調に推移した。

国内市場では、電気機械製造業向け出荷が3,277台(前年同期比30.6%増)、139億円(同16.3%増)と回復した一方、自動車製造業向けは1,684台(同10.9%減)、82億円(同16.6%減)と、ともに5~6四半期連続の前年割れとなった。

輸出分野では、電子部品実装用ロボットの輸出額が1,088億円(前年同期比40.9%増)と9四半期連続で増加し、市場拡大をけん引した。一方、溶接用ロボットは輸出台数7,124台(同14.7%減)、輸出額191億円(同11.4%減)と3四半期ぶりに前年を下回った。

日本ロボット工業会は、地政学リスクの高まりなど需要環境の不透明感は残るものの、世界的な自動化需要の拡大やAI関連投資、各国の産業政策を追い風に、ロボット市場は今後も成長が期待されるとの見方を示している。

ニュースリリース→ 添書_2604-06  IR2026-04-06