・ティーズポート (Teesport) のバルク取扱能力をさらに強化
リープヘル (Liebherr):2026年5月12日
・リープヘル (Liebherr)、英国ミドルズブラ (Middlesbrough) へ最新機を納入。稼働率の高さが追加導入を後押し
英国ノースイースト地域の主要港湾オペレーターであるPDポーツ (PD Ports) は、リープヘル (Liebherr) 製の電動式ポータル旋回クレーン「LPS 550」を3基目として導入した。同社が運営するティーズポート (Teesport) では、2023年に納入された2基が安定した稼働実績を積み重ねており、今回の増強はその信頼性が直接の契機となった。
ティーズポートは年間約2,600万〜2,800万トンの貨物を取り扱い、地域経済に14億ポンド超の経済効果をもたらす英国有数の深水港だ。コンテナ・バルク・プロジェクト貨物など多様な荷役に対応しており、A66およびA19幹線道路や鉄道との直結アクセスも強みとなっている。今回納入された3基目のLPS 550は、リープヘルのバルト海沿岸生産拠点から出荷され、既存の2基と同型の電動ドライブシステムを搭載。バルク船専用バースへの配置により、ハッチカバレッジの拡大と安定したサイクルタイムの維持を図る。
PDポーツのバルク事業部門ディレクター、グラント・ホンジク (Grant Honzik) 氏は次のように語る。「今回の投資は、ティーズポートのバルク事業に長期的なレジリエンスとキャパシティを組み込むためのものです。既存のリープヘル製クレーンは毎日の運用で性能と信頼性を証明してきており、3基目の導入によってバース上の柔軟性とピーク時の余裕が一層高まります。顧客にとっては、安定したパフォーマンス、迅速なターンアラウンド、そしてティーズポートが効率的に貨物を動かし続けられるという確信を意味します」
LPS 550の最大の特徴は、電動ドライブによる滑らかで精密な動作だ。長時間シフトにわたって一定の操作品質を維持できるほか、グラブ操作の精度が高く、バルク船がバースに横付けした状態での作業効率を高める。最大揚重能力は144トンで、混載貨物にも対応する。長いアウトリーチにより広いハッチをまたいでの位置変更を最小限に抑え、作業効率を向上させる。陸上電力のみで稼働するため燃料消費ゼロを実現。ポータル構造はトラックや鉄道車両の通行スペースを確保し、港湾内の複合輸送をスムーズに支援する。
クレーン電気管理担当のギャビン・ロビンソン (Gavin Robinson) 氏は「2基の先行機は取扱量・稼働信頼性の両面で大きな成果を上げています。エンジニアリングチームはリープヘルGB (Liebherr GB) と連携し、LPS 550フリートの継続的な効率維持に取り組んでいます」と述べた。リープヘル・グレートブリテン (Liebherr Great Britain) の海事・港湾機器部門マネージャー、デイビッド・ヴォーン (David Vaughan) 氏は「2023年の初号機納入以来、PDポーツとのパートナーシップを継続してきました。製品とサービスへの信頼が繰り返し拡大していることを大変嬉しく思います。既存機の高稼働率とパフォーマンスに関してこれほど前向きなフィードバックをいただけることは素晴らしいことです」とコメントした。
ティーズポートは長い産業史と北海貿易ルートとの強固なネットワークを背景に、今後の貨物量増加への対応力を着実に高めている。LPS 550フリートの拡充は、バルク・混載双方の安定的な荷役を支える基盤として、同港の競争力向上に寄与するものと期待される。
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