徐工(XCMG)、ハイエンドホイールローダー専用組立ラインが稼働開始

・「向高!向強!向未来!」を掲げ、3〜6トンクラスで高付加価値生産体制を強化

徐工(XCMG):2026年5月29日

徐工機械(XCMG)は2026年5月29日、3〜6トンクラスを対象としたハイエンドホイールローダー(高端装載機)専用組立ラインの正式稼働を発表した。同ラインは「向高!向強!向未来!」(「より高い目標を目指せ! より大きな力を目指せ! 未来を目指せ!」)をスローガンに掲げ、グローバル市場で高まる高品質・カスタマイズ需要に対応した先進的な生産拠点として注目を集めている。

従来、ホイールローダー生産では小ロット多品種対応と量産効率の両立が課題となっていた。特にハイエンドモデルでは顧客ごとの詳細な仕様要求が多く、混流生産では品質ばらつきや納期遅延が発生しやすい状況にあった。

これに対し徐工は、ハイエンドホイールローダーと標準機を完全に分離した専用ラインを新設。両者の生産リズムを相互に干渉させないことで、品質安定と全体生産効率の同時向上を実現した。

先進的な生産システムを全面採用
新ラインは全工程にAGV(Automated Guided Vehicle:自動搬送車)智能輸送システムを導入。3つの部品組立ステーションと4つの最終組立ステーションで構成される。

  • 後車架・前車架・エンジン&変速機の各モジュールを専用ステーションで並行生産
  • 総装1工位でモジュール統合、その後2〜4工位で完成組立・油脂充填を実施
  • 全工程でオンライン検査を実施し、高品質を担保

さらに、PDM・MES・ERP・WMS・QMS・IOTを5G+産業インターネットで完全連携させた全デジタル生産管理システムを構築。受注から工程設計、部材調達、組立、検査、出荷まで一貫してデジタル制御可能となった。

これにより、これまで「工期が長く品質が運任せ」になりがちだったハイエンドカスタマイズ製品が、モジュール化+智能管理により安定した短納期・高品質生産を実現。顧客ニーズに迅速かつ確実に応える体制が整った。

■業界への明確なメッセージ

徐工装載機械(ホイールローダー)事業本部関係者は「今回の専用ライン稼働は、単なる生産能力の向上ではなく、徐工がグローバル市場に向けて『高端化・智能化・グリーン化』を加速させる重要な一歩だ」と強調した。

同社は今後もハイエンドホイールローダー分野での技術革新を続け、世界の建設機械業界における「中国製造」の価値向上に貢献していく方針である。

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