・2028年度稼働へ
日産化学(東京都中央区)は6月1日、インドの連結子会社であるニッサン・バラット・ラサヤン(Nissan Bharat Rasayan Pvt. Ltd.、NBR)において、新規水稲用除草剤「ライゾニック®」(一般名:イプトリアゾピリド)の原体製造設備を新設すると発表した。将来の需要拡大に対応した安定供給体制を構築し、グローバル展開を加速する戦略投資として位置付ける。
NBRは、インド大手農薬メーカーのバラット・ラサヤン(Bharat Rasayan Ltd.)との合弁会社として2020年に設立された。2023年3月には、インド西部グジャラート州サイカに工場を新設し、生産を開始している。
今回の設備投資は、日産化学が創製した新規除草剤「ライゾニック®」の世界展開を見据えたもので、将来的な需要増加への対応と供給能力強化を目的としている。同社は本案件を今後の事業成長を支える重要な戦略投資と位置付けている。
新設する製造設備は2028年度の完工および稼働開始を予定している。
「ライゾニック®」は2027年から日本およびインドをはじめとする主要市場での販売開始を予定しており、その後も順次グローバル展開を進める計画だ。今回の投資により、日産化学は農薬原体の供給能力を強化するとともに、水稲用除草剤分野での競争力向上を図る。
同社は、本件による2026年度連結業績への影響は軽微としているが、中長期的には収益拡大への寄与を見込んでいる。
■プロジェクト概要
・事業主体:ニッサン・バラット・ラサヤン(Nissan Bharat Rasayan Pvt. Ltd.)
・親会社:日産化学
・所在地:インド・グジャラート州サイカ
・投資内容:新規水稲用除草剤「ライゾニック®」(イプトリアゾピリド)原体製造設備の新設
・目的:グローバル需要拡大に対応した安定供給体制の構築
・対象製品:ライゾニック®(一般名:イプトリアゾピリド)
・上市予定:2027年(日本、インドなど主要市場)
・完工・稼働開始予定:2028年度
・期待効果:農薬原体供給能力の強化、水稲用除草剤分野での競争力向上、中長期的な収益拡大
・事業位置付け:グローバル展開を支える戦略投資案件