クボタは5月13日、同社を代表企業とする民間企業グループが、神奈川県南足柄市から「矢倉沢系送水管設計施工一括方式整備事業」を受注し、契約を締結したと発表した。DB方式(設計・施工一括発注方式)を採用した基幹管路更新案件で、事業費は約4.8億円(税込)。事業期間は2026年5月から2029年7月までを予定している。
本案件は、老朽化した送水管路の更新および耐震化を目的としたもので、口径300~400mm、総延長約1.7kmの送水管路を整備する。構成員はクボタと新日本設計で、クボタは送水管布設工事を中心とした施工業務を担う。
南足柄市では、「安全」「強靭」「持続」を基本方針に、水道基幹管路の計画的な更新を推進している。一方で、施設老朽化の進行に伴い、限られた人員・工期で効率的に事業を進めることが課題となっている。
こうした中、同市では2022年からDB方式による第1期基幹管路更新事業「岡本系送水管設計施工一括方式整備事業」を実施しており、今回もクボタを代表企業とするグループが受注した。
今回の事業では、クボタが開発した「施工情報システムⅡ」を導入する。同システムは、水道管工事の施工管理をデジタル化するスマートフォン向けアプリで、現場作業ガイダンスに基づき接合作業などを行い、施工データを記録・蓄積することで、施工品質の向上と施工管理業務の効率化を支援する。
クボタグループは、上水・下水・工業用水分野における製品・技術・サービスを展開しており、「水」のトータルソリューション企業として、水環境インフラの整備・維持管理需要への対応を強化していく方針。
■受注概要
事業名:矢倉沢系送水管設計施工一括方式整備事業
発注者:神奈川県南足柄市
事業内容:送水管路の設計施工業務(φ300~400mm、総管路延長約1.7km)
事業方式:DB方式(Design Build:設計・施工一括発注方式)
事業期間:2026年5月~2029年7月(予定)
事業費:約4.8億円(税込)
構成員:クボタ、新日本設計
クボタの担当:送水管布設工事を中心とした施工業務