古河機械金属の機械事業、25年度売上は2.4%減の843億円、26年度予想は29.7%増の1,099億円

古河機械金属が5月12日に発表した2026年3月期(2025年度)連結業績によると、売上高は、2,110億8,100万円(対前年同期98億6,400万円増)、営業利益は、112億9,900万円(対前年同期15億3,500万円増)となった。産業機械部門は減収減益、ロックドリル部門およびユニック部門はいずれも増収増益となり、機械事業全体では減収減益となった。素材事業では、金属部門、電子部門および化成品部門のいずれも増収増益となった。また、不動産事業では増収増益となった。営業外収益として持分法による投資利益31億1,000万円等を計上した結果、経常利益は、137億3,300万円(対前年同期40億2,800万円増)となった。特別利益として、投資有価証券売却益72億2,300万円等を計上し、特別損失として、環境対策引当金繰入額21億9,400万円等を計上したが、税金費用56億7,300万円を計上し、親会社株主に帰属する当期純利益は、127億7,700万円(対前年同期58億4,100万円減)となった 。

決算のうち、産業機械、ロックドリルおよびユニックの機械事業の合計売上高は、842億5,600万円(対前年同期20億4,500万円減)、営業利益は、57億7,100万円(対前年同期2億900万円減)となった 。

古河機械2026年3月期(機械事業)データ (前年度比は表参照)

<産業機械>
産業機械部門の売上高は、182億6,800万円(対前年同期39億4,400万円減)、営業利益は、16億4,600万円(対前年同期5億6,000万円減)となった。マテリアル機械は、砕石プラントの売上高の減少などにより減収となった。また、流体機械事業は、ポンププラントの売上高の減少などにより減収となった。さらに、コントラクタ事業についても、橋梁工事の出来高が減少したことにより減収となった 。
 
<ロックドリル>
ロックドリル部門の売上高は、364億2,400万円(対前年同期14億2,000万円増)、営業利益は、28億5,100万円(対前年同期5,500万円増)となった。国内では、油圧クローラドリルおよびトンネルドリルジャンボ本体などの出荷が増加したものの、整備事業の売上高減少などにより、国内全体では減収となった。一方、海外では、設備投資が堅調な北米向けおよびアフリカ向けの油圧クローラドリルの出荷増などにより、増収となった 。
 
<ユニック>
 ユニック部門の売上高は、295億6,300万円(対前年同期4億7,900万円増)、営業利益は、12億7,300万円(対前年同期2億9,500万円増)となった。国内では、ユニッククレーンの出荷減少などにより減収となった。海外では、アジア向けのユニッククレーンおよびミニ・クローラクレーンの出荷増などにより、増収となった 。
 
■次期の見通し
2027年3月期通期の業績予想は、売上高は2025年度に比べ246億1,800万円増収の2,357億円となる見込みで、営業利益は22億9,900万円減益の90億円となる見込み 。

産業機械部門は、コントラクタ事業において、ベルトコンベヤのプロジェクト案件での出来高増を主因として増収となる見込み。ロックドリル部門は、国内では需要回復が期待される油圧クローラドリルの出荷増、海外では北米向けの油圧ブレーカおよび油圧クローラドリルの出荷増により、増収となる見込み。ユニック部門は、国内ではユニッククレーンおよびユニックキャリアの出荷増、海外では東南アジア向けのユニッククレーンの出荷増により、増収となる見込み 。

なお、2026年4月1日に株式会社アーステクニカを連結子会社化したことに伴い、機械事業に新たにアーステクニカ部門を追加している。アーステクニカ部門の2027年3月期売上高は212億円、営業利益は10億円の見込み 。

古河機械金属の2026年3月期決算短信