カナデビアが5月12日に発表した2026年3月期(2025年度)連結業績によると、受注高は、主に環境部門の増加により、前期を上回る8,977億3,900万円となった。売上高は、主に環境部門の増加により、前期を上回る6,452億2,200万円(5.7%増)となった。
損益面では、営業利益は主に環境部門の悪化により、前期から減少し121億9,200万円(54.8%減)となった。これに伴い、経常利益も前期から減少し136億2,100万円(44.0%減)となった。親会社株主に帰属する当期純利益も、前期から減少し111億3,700万円(49.6%減)となった。
■連結業績の概要
2025年度の経済情勢について、景気は緩やかに回復しており、先行きについても、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が緩やかな回復を支えることが期待されるが、中東情勢の影響を注視する必要がある。また、金融資本市場の変動の影響や米国の通商政策をめぐる動向等に注意する必要がある。
こうした中で、カナデビアグループでは、2023年度からスタートした中期経営計画「Forward 25」のもと、既存事業の持続的成長、成長事業の創出・拡大、持続可能な経営の推進(企業価値向上)を基本方針として、各種重点施策を鋭意推進してきた。
■セグメントごとの連結業績
<環境部門>
海外子会社の売上増加により、売上高は前期を上回る5,052億3,000万円となった。一方、高採算案件の減少及び海外子会社の技術トラブルの影響等により、営業利益は前期を下回る167億700万円となった。
<機械・インフラ部門>
プレス事業の売却により、売上高は前期を下回る684億6,800万円となった。営業損益についても、インフラの収益悪化等により、前期を下回る24億1,600万円の損失計上となった。
<脱炭素化部門>
風力発電の減少等により、売上高は前期を下回る692億3,800万円となった。営業損益についても、プロセス機器の収益悪化等により、前期を下回る24億6,700万円の損失計上となった。
<その他部門>
売上高は前期を下回る22億8,400万円、営業利益も前期を下回る4億1,200万円となった。
■次期の見通し
次期の連結業績の見通しについては、受注高は、機械・インフラ及び舶用エンジン事業の減少等により、当期を下回る8,100億円(9.8%減)を目標とする。売上高は、機械・インフラ及び舶用エンジン事業が減少する一方、環境事業で海外子会社における増加を織り込み、当期と同水準の6,400億円(0.8%減)を見込んでいる。損益面では、営業利益は、当期に計上した技術トラブル費用がなくなること及びインフラの収益悪化が小さくなることから、当期を上回る255億円(109.2%増)となる見込み。また、経常利益は220億円(61.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は210億円(88.6%増)となる見込み。
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