アマダホールディングスは8月8日、プレス加工自動化装置などのオリイメック(本社:神奈川県伊勢原市)の全株式(1,000万株)を㈱名村造船所(本社:大阪市西区)から取得し、連結子会社化すると発表した。取得価額は125億円。
アマダグループは、2021年を最終年度とする中期経営計画「Task321」を策定しており、その達成に向けた成長戦略を展開している。その重点施策の一つに「自動化ビジネスの推進」を掲げ、近年の製造業を取り巻く急激な環境変化を受けた省力化ニーズに応えるため、ロボットやソフトウエア技術を駆使した自動化ソリューションの提供に取り組んでいる。
オリイメックは、金属プレス加工ラインの自動化に必要な材料供給装置や搬送ロボットなどの周辺装置におけるリーディングカンパニー。市場ニーズを的確に捉えた商品や加工ラインシステムを創出する技術開発力と、国内外の販売・サービス網を通じた提案力に強みを発揮している。近年、自動車業界のEV化、自動運転化、軽量化などの流れを受けて、自動車部品には、複雑な形状や多品種少量生産への対応が求められるようになり、素材の多様化も進んでいる。2017年12月期の売上高は89億9,900万円、純利益は5億円。
また、働き方改革や人材不足、海外の人件費高騰を背景に、生産現場の自動化、ロボット化へのニーズが高まっている。アマダグループでは、オリイメックの金属プレス加工機械向け搬送ロボットなどの周辺装置と、アマダホールディングスグループのプレス加工機械を一体化させた自動化ソリューションを顧客にワンストップで提供することが可能になると考えており、自動車部品をはじめとする金属プレス加工ラインの生産性向上、機械と周辺装置の導入コストや工数の削減、さらにはメンテナンスの効率化にも貢献できるものと判断した。
また、両社が有する国内外の販売網や提案力を相互に活用することで、これまで課題となっていたプレス事業における海外展開の進展が期待できるだけでなく、マシン単体の販売から自動化ラインを提案するソリューションビジネスへの転換が加速されるなど、グローバルでのプレス事業の競争力強化につながるものと認識しているとしている。