・水素コンセプトやBi-fuelなど、建機電動化・脱炭素への最適解を提示
ヤンマーホールディングスのグループ会社であるヤンマーパワーテクノロジー(大阪市北区)は、6月17日(水)から20日(土)までの4日間、幕張メッセ(千葉市)で開催される「第8回 国際 建設・測量展(CSPI-EXPO 2026)」に出展する(ブース番号:展示ホール3、09-61)。
今回の出展テーマは「ENERGY DIVERSITY, YOUR SOLUTION PARTNER」。建設機械業界を取り巻くカーボンニュートラル(CN)への要求が多様化するなか、同社は次世代を見据えた水素エンジンのコンセプトモデルから、既存の内燃機関を磨き上げた新型排ガス後処理装置(ATD)、クリーンガスエンジンまで、建機メーカーやユーザーの「いま」と「これから」に寄り添う幅広いソリューションを網羅的に提案する。
最大の注目は、今回が初出展となる新型の排ガス後処理装置「Compact ATD」。ディーゼルエンジンから排出されるPM(粒子状物質)やNOx(窒素酸化物)をフィルターと触媒で浄化する同デバイスは、従来の「Separable ATD」に対して大幅な小型化を達成。建機の限られたエンジンコンパートメントへのレイアウト性を飛躍的に向上させており、多様化する建機メーカーの設計ニーズに柔軟に応える強力なラインナップが加わった。
また、次世代パワーソース(Future Technology)として、最新のディーゼルエンジン「4TN101」(排気量3.8リットル)の基本骨格をベースにした「産業用水素エンジンのコンセプトモデル」を参考出品する。既存のエンジン設計資産を最大限に活かしつつ水素燃料への適応を可能にしており、水素インフラの普及を見据えた現実的なクリーンパワートレインの方向性を指し示す。そのほか、CN対応の「H2 Genset(水素発電機)」や「Battery Pack(バッテリーパック)」などの電動化ソリューションも並ぶ。
一方、過渡期における現実的な低炭素ソリューション(Core Technology)として、産業用クリーンガスエンジン「TNGシリーズ(4TN88B/LPG・ガソリンのBi-fuel)」も注目株。エンジン全体をコンパクトに設計し、ディーゼルエンジンとの優れた互換性を維持。高効率燃焼によりCO2排出量を抑制しながら、建機に求められる長時間の安定稼働と低燃費・高信頼性を両立させている。
1933年に世界初の小型ディーゼルエンジン実用化を成し遂げて以来、産業用動力のトップランナーとして市場を牽引してきたヤンマー。同社が掲げるブランドステートメント「A SUSTAINABLE FUTURE」の実現に向け、マルチパワートレイン戦略で建設機械の未来を切り拓く同社の最新技術に、業界関係者の熱い視線が集まりそうだ。
【出展概要】
会期: 2026年6月17日(水)~6月20日(土)
会場: 幕張メッセ
ブース番号: 展示ホール3 09-61
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