・「Mastertech7200G NEO CleAir」を投入、CO₂排出ゼロと低騒音を実現
コベルコ建機は6月15日 有線電動クローラクレーン「Mastertech7200G NEO CleAir(マスターテック7200G ネオ クリア)」を発売したと発表した。2021年発売の「Mastertech7200G NEO」をベースに電動化したモデルで、建設現場におけるゼロエミッション化に対応。エンジン搭載機と同等の作業性能を維持しながら、クレーン作業時のCO₂排出ゼロと低騒音化を実現する。
新製品は、クローラクレーン特有の「長期間の定置運用」「現場内移動が少ない」という運用特性を踏まえ、有線電動方式を採用した点が特徴。現場設置後は継続的に受電しながら稼働できるため、充電待機や燃料補給による中断が不要となり、安定した施工を可能にする。
給電は現場に設置されている汎用設備であるキュービクル(400V・800A)から直接受電でき、新たな給電インフラ整備を必要としない。さらに、駆動用バッテリーを搭載していないため、交換や劣化を考慮した運用管理も不要となり、長期間の安定稼働を支援する。
動力源には定格出力274kWの高出力電動モータを採用。エンジン機と同等のつり上げ能力と作業効率を確保しながら、バッテリー残量低下に伴う性能変動がなく、一定の作業性能を維持する。
環境面では、クレーン作業時にCO₂を排出せず、同社試算では従来の「Mastertech7200G NEO」エンジン搭載機と比較して年間約35.6トンのCO₂削減効果を見込む。また、超低騒音型建設機械の基準値(101dB以下)を満たし、都市部や環境配慮が求められる現場への適用も想定する。
運転席環境にも配慮し、オートアイドルストップ時でもエアコンを使用可能としたことで、年間を通じて快適な作業空間を提供する。
コベルコ建機は今後、多様なカーボンニュートラル技術の開発を進め、その成果を建設機械へ順次展開することで、顧客の脱炭素化を支援していく方針としている。
■製品概要
機種名:Mastertech7200G NEO CleAir
本体型式:7200G-2Ne
最大つり上げ能力:200t×5.0m
発売価格(税抜):5億2300万円
発売開始日:6月15日
モータ型式:ダンフォス(Danfoss) EM-PMI540B-T1500
モータ定格出力:274kW/1,850min-1
※CO₂削減効果は、従来機の年間軽油消費量13,800L(CO₂排出係数2.58kg-CO₂/L)を基に算出。
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