・鉱山機械事業の中核拠点として技術開発と持続可能な成長を推進
コマツ 北米(Komatsu):2026年6月11日
コマツは、米国イリノイ州ピオリア(Peoria)に新設したオフィス棟および顧客体験センター(Customer Experience Center)の開所式を開催した。式典では記念植樹も実施し、同地域への継続投資と持続可能な成長への取り組みを示した。
新施設は、コマツの表土・露天採掘向け運搬機械事業本部(Surface Haulage Headquarters)として位置付けられ、鉱山機械事業を支える技術開発、イノベーション、営業、製造管理などの機能を集約する拠点となる。既存施設は1970年代に建設されたもので、今回の投資により更新された。
コマツのダン・ファンキャノン(Dan Funcannon)上席副社長(露天採掘運搬事業担当)は次のように述べた。
「ピオリアは長年にわたり、製造・エンジニアリング分野で優秀な人材を育んできた地域であり、新施設は当社チームが鉱業の未来を切り開く上で果たす重要な役割を示すものだ。電動駆動ダンプトラック技術から低排出鉱山を支える技術まで、顧客、従業員、地域社会とともに次世代へ価値を創出していく姿勢を表している」
新施設は、業務効率と環境配慮を両立する設計を採用。コマツ全体のサステナビリティ目標達成を支援するとともに、従業員や来訪者向けに現代的で協働型の職場環境を整備した。
施設の主な特徴は以下の通り。
・次世代鉱山技術開発を支援するため、部門横断型チーム向けの専用環境を整備し、顧客との連携を強化
・顧客体験センターを設置し、コマツの技術力、製品開発、鉱業の将来を支える取り組みを体感できる展示・体験空間を提供
・購入電力を100%相殺する再生可能エネルギークレジットを導入
・雨水回収システムによって灌漑用水使用量を削減
・約100kW規模の太陽光発電設備を設置し、年間約12万kWhの発電を見込む
開所式では、ピオリア拠点入口に展示された超大型鉱山ダンプトラック「980E-5SE」も注目を集めた。同機はピオリアで製造され、イリノイ製造業協会(Illinois Manufacturers’ Association)の「メーカーズ・マッドネス(Makers Madness)」において、2024年「イリノイ州で最もクールな製品(Coolest Thing Made in Illinois)」に選出された。
980E-5SEは積載能力400トン級で、電動駆動技術を採用。コマツの鉱山機械技術とピオリア開発チームの技術力を象徴するモデルとして位置付けられている。
イリノイ製造業協会(Illinois Manufacturers’ Association)のマーク・デンツラー(Mark Denzler)会長兼CEOは次のように述べた。
「製造業は日々、人々の暮らしをより良くしており、コマツはその好例だ。イリノイ州中部で生み出された革新的技術を活用し、大型鉱山機械の製造と環境負荷低減、持続可能性向上を両立している。コマツが数十年にわたるピオリアへのコミットメントを継続し、世界中の顧客を支えていることを誇りに思う」
また、コマツは施設建設に携わった設計会社ユーエー(EUA)および建設会社ピー・ジェイ・ホーア(P.J. Hoerr)などのプロジェクト関係者へ謝意を表明した。
式典で実施された記念植樹は、新施設の実現を支えた協力関係と長期投資の精神を象徴するとともに、ピオリア地域、従業員、顧客を持続可能な技術革新によって支援していく同社の姿勢を示すものとなった。
■ コマツ(Komatsu )について
コマツは建設機械、鉱山機械、フォークリフト、産業機械、林業機械向けに技術・機器・サービスを展開しており、100年以上にわたり製造技術と技術革新を通じて顧客価値創出を進めている。世界各地のサービス・販売ネットワークを通じ、安全性向上、生産性向上、運用最適化を支援している。
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