エピロック(Epiroc):2026年9月1日
エピロックは、世界的な鉱山会社MMG(MMG Limited)から、ボツワナの主要銅鉱山向け地下鉱山機械の大型受注を獲得した。受注額は約6億1,000万スウェーデンクローナ(約104億円、17円換算)で、2026年第3四半期に計上した。
今回の受注は、ボツワナ北西部のカラハリ・カッパーベルト(Kalahari Copper Belt)に位置するカマカウ・カッパー・マイン(Khoemacau Copper Mine)の拡張工事を支援するもの。MMGは香港証券取引所に上場しており、中国国有企業の中国五鉱集団(China Minmetals Corp.)が主要株主となっている。
MMGは、鉱山施工会社で中国五鉱集団傘下のチャイナ・ホワイ(China Huaye)および23MCC(23MCC)とともに、エピロックの坑内鉱山機械を一括導入する。受注機には、フェース掘削用ドリルジャンボ、生産用長孔掘削リグ、ケーブルボルティングリグ、ローダー、坑内ダンプトラックなどを含む。
主な導入機種は、フェース掘削リグ「Boomer M20 S」、長孔掘削リグ「Simba E70 S ITH」、ケーブルボルティングリグ「Cabletec M10 S」、ローダー「Scooptram ST18 S」、坑内ダンプトラック「Minetruck MT65 S」。
「S」は同社の「Smart」シリーズに属することを示しており、自動化や遠隔操作に対応できる仕様となっている。今回、ローダーには遠隔操作システムも提供するほか、スペアパーツ、工具、現地サービスも併せて供給する。
エピロックのヘレナ・ヘドブロム(Helena Hedblom)社長兼CEOは、「MMG、チャイナ・ホワイ、23MCCとは長年にわたり協力関係を築いている。中国の鉱山会社が海外で事業を拡大・運営する中で、信頼されるパートナーであることを誇りに思う。ボツワナのカマカウ鉱山拡張向けに先進的な地下採掘機械を供給することで、生産性、効率、安全性の向上に貢献したい」とコメントした。
エピロックは、重要な鉱業地域であるボツワナで、顧客の操業を支援するアフターマーケット施設の整備も進めている。また、MMGがボツワナ高等教育省と進めている将来の鉱山人材育成にも協力。マウン・テクニカル・カレッジ(Maun Technical College)に設置された「センター・オブ・マイニング・エクセレンス(Centre of Mining Excellence)」を通じ、同国の鉱山人材育成を支援している。
MMGアフリカ事業部門のシャ・ウェイチュエン(Xia Weiquan)社長は、「エピロックの機械群と現地での技術サポートにより、ボツワナにおける地下鉱山の生産性と安全性が大幅に向上すると考えている。エピロックのようなパートナーとともに、熟練した鉱山専門人材の育成と人材パイプラインの構築を進め、ボツワナの持続可能な将来に貢献していく」と述べた。
今回の供給では、カスタマイズした訓練プログラムやシミュレーターも提供する。さらに、現地サービスおよび部品在庫を整備し、大規模な鉱山操業における機械の最大性能発揮を支援する。
納入は2026年第4四半期から開始し、2028年第2四半期までに完了する予定。
■エピロック(Epiroc)について
エピロック(Epiroc)は、鉱山・インフラ業界向けに生産性向上と持続可能性を支援するグローバル企業。露天掘り・坑内掘り向けのドリルリグ、岩盤掘削・建設機械、各種工具などを開発・提供するほか、サービス、アフターマーケット、自動化、デジタル化、電動化ソリューションを展開している。本社はスウェーデン・ストックホルム。2025年の売上高は約620億スウェーデンクローナ(約1兆540億円)、従業員数は約1万9,000人。約150カ国で顧客を支援している。
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