三菱化工機は9月10日、川崎重工業から水素製造装置(8,400Nm3/hr×1系統)を受注したと発表した。川崎重工が神奈川県川崎市川崎区扇町に建設する水素製造設備に使用される予定で、2029年春頃の納入を計画している。
同設備で製造した水素は、日本水素エネルギーが実施する「液化水素サプライチェーンの商用化実証」における液化水素基地などへの供給が計画されている。産業界における水素の一層の利活用を促進し、脱炭素社会の実現につなげる。
今回納入する装置は、水蒸気メタン改質法(SMR)を採用し、水素製造能力は8,400Nm3/hr(公称18.0t/day)×1系統。製品水素純度は99.999%で、燃料・主原料には都市ガス(13A)を使用する。
三菱化工機は1964年に水蒸気改質法による国内初の水素製造装置を手掛けて以来、60年以上にわたり水素や石油などエネルギー関連プラントの建設を展開してきた。高性能・省スペースを特長とする小型オンサイト水素製造装置「HyGeia(ハイジェイア)シリーズ」からICI式などの大型装置まで、これまでに国内外で200基近くの水素製造装置を納入している。
今回の受注では、こうした長年にわたる水素製造装置の実績と技術力が評価された。今後も水素製造に関する技術・経験を生かし、国内産業の発展と脱炭素化に貢献していく。
■プロジェクト概要
・発注者:川崎重工業
・建設場所:神奈川県川崎市川崎区扇町
・設備:水素製造設備
・水素製造装置:8,400Nm3/hr×1系統
・水素製造方式:水蒸気メタン改質法(SMR)
・水素製造能力:8,400Nm3/hr(公称18.0t/day)×1系統
・製品水素純度:99.999%
・燃料・主原料:都市ガス(13A)
・用途:液化水素サプライチェーンの商用化実証向け水素供給
・納入予定:2029年春頃