日機装、ドイツ北部LNGターミナル向け極低温ポンプ16台を受注

・欧州のエネルギー安定供給と水素社会移行を支えるインフラ整備に貢献

日機装は9月11日、連結子会社グループであるClean Energy & Industrial Gasesグループ(CE&IGグループ)が、ドイツ北部ブルンスビュッテルで建設中の「German LNG Terminal」向けに、サブマージドモータポンプ16台を供給する契約を獲得したと発表した。

本ターミナルはGerman LNG Terminal GmbHが推進するプロジェクトで、2027年の稼働開始を予定。容量16万5,000立方メートルのLNGタンク2基を備え、稼働後は年間約100億立方メートルのガスをドイツ国内に供給する能力を持つ。CE&IGグループは、EPC(設計・調達・建設)リード・コントラクターのCS Gas North S.L.から選定され、高圧ポンプ、低圧ポンプ、船舶への払い出し用ポンプを供給する。

注目すべきは、同ターミナルがLNGだけでなくバイオLNGやSNG(合成天然ガス)にも対応可能なインフラを中心に設計されている点だ。将来的には水素をはじめとする低炭素燃料への転換を見据えた柔軟な仕様となっており、欧州のエネルギー転換戦略に直結するプロジェクトといえる。

今回の受注は、2026年4月に発表したドイツ・シュターデのHanseatic Energy Hub向け(低圧・高圧合わせて約30台)に続くもの。Hanseatic Energy Hubはドイツ最大の陸上式LNG受入ターミナルとなる計画で、日機装グループはドイツ国内の主要LNGインフラ案件に立て続けに参画する形となった。

CE&IGグループ欧州・中東・アフリカ地域担当リージョナル・バイスプレジデントのOle Skatka-Jensen氏は次のようにコメントしている。

「German LNG Terminalは、LNGおよびグリーンガスの供給はもとより、将来の水素社会への備えという点でも、ドイツのエネルギーの未来にとって極めて重要な役割を担っています。欧州における当社のプレゼンスと、主要なエネルギー転換プロジェクトへの貢献はともに拡大を続けています。当社はLNGだけでなく、水素やアンモニア分野でも機器供給とサービスサポートの専門性を有しており、ドイツおよび欧州における低炭素燃料への移行にとってこれほど重要なプロジェクトに参画できることを誇りに思います。」

CE&IGグループは、世界中で極低温機器・ソリューションを提供するリーディングカンパニーとして、低炭素エネルギーや産業ガス市場の変化に対応した革新的な製品と協働型ソリューションを展開している。日機装グループは今後も、極低温技術を核とした機器・ソリューションの提供を通じて、エネルギーの安定供給と低炭素社会の実現に貢献していく方針。

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