ソディック、工作機械向け統合リモートサービスプラットフォーム「SatelinC(サテリンク)」を発表

・設備監視と遠隔サポートを一体化、製造現場のDX加速へ

ソディックは6月30日、工作機械向けの新プラットフォーム「SatelinC(サテリンク)」の提供を開始したと発表した。工作機械に搭載する専用サーバーを中核に、機械情報のリアルタイム監視、加工情報閲覧、アラーム・保守情報管理、そして遠隔サポート機能を統合した業界向けソリューションとして注目を集めている。

近年、製造業では人手不足や熟練技能者の高齢化を背景に、設備稼働率の向上と生産性強化に向けたDX(デジタルトランスフォーメーション)推進が急務となっている。しかし従来、工作機械の状態確認は現場依存が強く、設備監視と保守支援が分断されやすい状況にあった。また、制御ネットワークの外部接続に伴うセキュリティ懸念も、遠隔活用の障壁となっていた。

これらの課題に対し、ソディックが開発した「SatelinC」は、専用サーバーを活用した統合プラットフォームにより、現場移動を最小限に抑えつつ、複数設備の状態を一元管理可能にする。パソコン、タブレット、スマートフォンなどのWebブラウザから、運転状況や加工情報をリアルタイムで確認できる点が大きな特徴。

■主な特徴

  1. 工場内どこからでもリアルタイム監視
    工作機械に搭載されたSatelinCサーバーが取得する各種情報を、工場内の任意の場所から即時確認可能。設備管理業務の効率化に直結する。
  2. 設備監視と遠隔サポートのシームレス統合
    稼働状況、加工履歴、アラーム履歴、保守履歴、マニュアル情報を一元管理。さらに同社の遠隔サポートツール「Sodick Quick Support 2」と連携し、トラブル発生時にサービスエンジニアが迅速な遠隔支援を行える体制を構築した。これにより復旧時間の短縮とサービス品質の向上を実現する。
  3. 安全性に配慮したネットワーク構成
    機械制御系ネットワーク(Machine Network)と情報活用ネットワーク(Factory Network)を明確に分離。工作機械の制御系への外部直接アクセスを防ぐ設計を採用し、セキュリティを確保しながら設備情報の有効活用と遠隔サポートを両立させた。

対応機種は、ワイヤ放電加工機「ALシリーズ “i Groove + Edition”」および形彫り放電加工機「ALシリーズ」。今後、対応機種の拡大と機能強化を進め、海外市場への展開も視野に入れている。

ソディックは「遠隔監視・遠隔サポートを通じて、製造現場のDX推進、設備稼働率向上、保守業務の効率化に貢献していく」としている。

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