ユングハインリッヒ(Jungheinrich):2026年6月26日
物流・マテリアルハンドリング機器大手のユングハインリッヒ(Jungheinrich)は、物流業界の国際的な表彰制度「IFOYアワード2026(International Forklift of the Year Award)」において、「統合顧客ソリューション(Integrated Customer Solution)」部門を受賞した。受賞対象となったのは、リープヘルグループ(Liebherr Group)の補修部品物流向けに共同開発した、AI活用型の完全自動エンドツーエンド物流ソリューション。
IFOYアワードは、マテリアルハンドリング業界で最も権威ある賞の一つとされる。今年は17社が最終選考に進出し、機能性、革新性、顧客価値、市場性などの観点から厳格な審査が行われた。世界各国の専門誌記者による評価に加え、実機検証イベント「IFOYテストキャンプ・イントラロジスティクス(IFOY Test Camp Intralogistics)」でのテストも実施され、独立性と客観性を重視した選考が特徴となっている。
今回受賞したソリューションは、リープヘルグループの補修部品物流業務に対応するため、ユングハインリッヒが構築した完全自動化システム。大量受注への対応、短納期要求、ミスが許されない高精度運用という厳しい条件に対し、AIを組み込んだ倉庫管理システム(WMS)を中核に据えた。
システムは、運用・工程データを継続的に分析し、リアルタイムで最適な制御判断を実施。固定ルールではなく、倉庫内の状況変化を反映した動的な優先順位付けによって受注処理を行う。これにより、物流効率の向上、納品信頼性の改善、プロセスコスト削減を実現したとしている。また、将来的な事業拡大にも対応可能なスケーラビリティを備える。
IFOY審査員団は、「優れた機能性、高い市場性、そして倉庫管理システムへのAI統合による高い効果が評価された。効率性向上と納品信頼性改善に実証された成果を示している」とコメントした。
ユングハインリッヒは今回の受賞について、実運用で価値を生み出すデータ駆動型・知能化ソリューション開発の方向性が評価されたものと位置付けている。また、リープヘルグループとの密接な協業による成果である点にも大きな意義があるとしている。
授賞式は2026年6月25日、ドイツ・シュトゥットガルトのAEB SE(AEB SE)本社施設で開催された。
コメントを投稿するにはログインしてください。