リープヘル(Liebherr)2026年6月15日
・多機能軍事運用に対応するキャリア車両「TA 230」や遠隔操作システム「リレコン(LiReCon)」をユーロサトリ(Eurosatory)で展示
高性能・高品質・絶対的な信頼性――防衛・災害対応・軍事インフラ分野で求められる厳しい要件を満たすリープヘル(Liebherr)の土木機械群が注目を集めている。
同社は欧州生産拠点での高い垂直統合により、優れた品質とシステム統合を実現。2026年6月15日付のプレスリリースで、ユーロサトリ(Eurosatory)において主力製品として「TA 230」アーティキュレートダンプトラックをキャリア車両とした展示と、遠隔操作システム「リレコン(LiReCon)」をアピールした。
■欧州バリューによる強固なポートフォリオ
リープヘル(Liebherr)は、油圧ショベル、ホイールローダー、テレスコピックハンドラーに加え、クローラドーザやキャリア車両まで幅広い土木機械を製造。オーストリアのビショフスホーフェン(Bischofshofen)およびテルフス(Telfs)、フランスのコルマール(Colmar)、ドイツのキルヒドルフ・アン・デア・イラー(Kirchdorf an der Iller)などの欧州拠点で生産し、グループ内でのキーコンポーネント製造により高品質を確保している。
これにより、顧客は高性能機器に加え、迅速なサービス対応を支える密なサービスネットワークの恩恵を受け、軍事・民間防衛・災害対応現場での高い稼働率を実現できる。
多機能キャリア車両「TA 230」
ユーロサトリ(Eurosatory)で展示される「TA 230」アーティキュレートダンプトラックは、最大31トンのペイロードを誇る頑丈なキャリア車両として、軍事用途に最適だ。工兵部隊や後方支援部隊、民生防衛、国内外の公的機関におけるさまざまなスーパーストラクチャー(上部構造)搭載に対応し、悪路走行性能に優れる。
強力な駆動系と高出力エンジンにより、 rough terrain(悪路)での最大限のトラクションを発揮。保護されたコンポーネントと実績豊富なリープヘル(Liebherr)技術により、極限環境下でも高い信頼性を発揮する。
視認性と操作性を高めたキャブデザイン(全方位大型ガラス、優れたエルゴノミクス、直感的操作パネル)により、オペレーターの安全性と機動性を大幅に向上。高い地上高とオフロード志向の設計により、輸送・工兵・防衛ソリューションの多目的プラットフォームとして活躍する。
■遠隔操作で安全性を向上「リレコン(LiReCon)」
「TA 230」をキャリア車両とした展示では、リープヘル(Liebherr)独自の遠隔操作システム「リレコン(LiReCon)」との組み合わせも披露される。
同システムは、安全な距離から建設機械を精密制御可能とし、運用者の保護と高性能を両立させる現代の運用ニーズに応える。特に政府・防衛セクターにおいて、爆発物処理、災害救援、汚染地域やアクセス困難エリアでの作業など、リスクの高い場面で大きな可能性を秘めている。
高解像度リアルタイム映像伝送とフル装備のオペレーターコンソールにより、直接視認が難しい状況でも直感的で精密な操作を実現。ユーロサトリ(Eurosatory)のブースでは、フランス・コルマール(Colmar)のクローラエキスカベーターとオーストリア・テルフス(Telfs)のクローラドーザを遠隔操作するライブデモンストレーションを実施する。
■多様な土木機械が防衛・民間防衛を支える
リープヘル(Liebherr)は「TA 230」と「リレコン(LiReCon)」以外にも、テレスコピックハンドラー、ホイールローダー、油圧ショベル、クローラドーザなど幅広いラインナップを展開している。
- テレスコピックハンドラー:最大10mのリフト高と6トンの積載能力を活かし、瓦礫撤去や困難条件下での資材ハンドリング、物流・安全任務に柔軟対応。全輪駆動と現代的なアシストシステムで安全性と効率性を確保。
- ホイールローダー:コンパクトモデル(L 504~L 508)は都市部での瓦礫除去や緊急通路確保に適し、ステレオローダー(L 507~L 518)は狭所での優れた機動性を発揮。中型・大型モデル(L 524~L 586)は大規模インフラ整備や大量資材運搬で高い生産性を発揮。オプションで軍事仕様の特殊装備を搭載可能。
- クローラドーザ:静油圧駆動による精密無段制御と低メンテナンス性で知られ、自然災害後の瓦礫撤去、洪水・山火事対応、軍事キャンプ建設、危険区域での地形整地、爆発物処理支援など幅広い用途で実績を積んでいる。
■インテリジェントアシストシステムで安全性・効率性を強化
同社はアクティブ人物検知+ブレーキアシストや「スカイビュー360°カメラシステム」など、先進のアシスト技術を搭載。災害現場での近接作業時にもオペレーターの周囲認識を支援し、視覚・聴覚警告により安全性と作業効率を向上させる。また、キネマティクス自動制御によりスムーズな作業サイクルを実現し、生産性を高めている。
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