ホロット(Haulotte) :2026年6月17日
ホロット(Haulotte)は、移動式昇降作業プラットフォームのグローバル大手企業として、ウクライナの無人地上車両開発企業であるウクライニアン・アンマンド・テクノロジーズ(Ukrainian Unmanned Technologies、以下UUT)と産業パートナーシップを締結した。UUTは実戦配備実績を持つロボット式地上物流プラットフォームの設計企業である。両社の提携合意は、6月18日(現地時間)にパリで開催された国際防衛・セキュリティ展示会「ユーロサトリ2026(Eurosatory 2026)」において正式に署名された。
■物流用無人地上プラットフォームの産業展開を加速
今回のパートナーシップは、急速に高まる運用ニーズに対応するため、ロボット式地上物流プラットフォームの産業規模生産を本格化させることを目的としている。UUTが実戦で実証済みの先進技術と、ホロットが持つ製造・品質管理・サービス体制の産業力を融合させる。
ホロットは本提携において、製造・物流・サービスサポートの能力を提供し、UUTが設計・開発したプラットフォームの産業化と量産を支援する。ホロット自身の人荷昇降設備事業を中核に据えつつ、新たな領域での貢献を図る。
これにより、UUTは軍事作戦における人的露出の低減や、危険を伴う民間活動向けのロボット式地上物流プラットフォームの生産・展開・普及を加速させる方針。
実戦環境で実績を積んだ「RAVLYK(UMP-2)」
提携の中心となるのは、UUTが開発した「RAVLYK(UMP-2)」ロボットプラットフォームである。同プラットフォームは、物流、負傷者搬送、偵察、作戦支援など多様な任務に対応するソリューションとして設計された。
電動駆動の全地形対応型(6×6)モジュラー構造を採用しており、任務に応じた改装を30分以内で完了できる高い柔軟性を備えている。
RAVLYK(UMP-2)は技術的成熟度を示すTRL-9(最高レベル)に達しており、ウクライナ国内の複数の防衛製造施設で量産体制が確立されている。過酷な運用環境における有効性を実証済み。
また、同プラットフォームの能力は、危機対応、危険環境下での作業、特定産業のセンシティブ業務など、厳しい条件が求められる民間分野への応用も期待されている。
■ウクライニアン・アンマンド・テクノロジーズ(UUT)について
ウクライニアン・アンマンド・テクノロジーズ(Ukrainian Unmanned Technologies、UUT)は2023年に設立されたウクライナのエンジニアリング・製造企業で、ロボット式地上プラットフォームの開発に特化している。同社は、2021年にウクライナ独立30周年記念パレードで公開された初期型「Myslyvets / Ravlyk 1.0」などの無人地上システム開発に携わったエンジニアの経験を基盤としている。2023年の設立以降、運用者の保護、運用効率化、ウクライナ製ロボット技術の本格展開を重視した重要任務用ロボット地上システムの開発を進めている。
■ホロット(Haulotte)について
ホロット(Haulotte)は、高所作業機械のグローバル製造企業として、建設・産業・メンテナンス分野向けに幅広い移動式昇降作業プラットフォームを提供している。強固な国際生産拠点とグローバルサービスネットワークを活かし、製品のライフサイクル全体を通じて高い品質・物流・サービス体制を支えている。
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