日本イーライリリー、神戸・西神工場で新工場棟の地鎮祭を挙行

・200億円投資で医薬品供給体制を強化

日本イーライリリー(神戸市中央区)は6月12日、6月11日に国内唯一の自社製品製造拠点である西神工場(神戸市西区)において、新工場棟の着工を記念する地鎮祭を執り行ったと発表した。

地鎮祭には神戸市長の久元喜造氏、兵庫県および西神工業会の代表者らが来賓として出席。同社からは代表取締役社長のシモーネ・トムセン氏、製造本部長(西神工場長)のアイノア・ニエト氏らが参列し、工事の安全と竣工を祈願した。

今回の新工場棟新設は、2026年3月に発表した西神工場への200億円の追加投資の一環。2026年6月に着工し、2028年4月の完成を予定している。同社はこれに合わせ、2028年にかけて新規生産ラインの導入、工場のデジタル化およびプロセス自動化を順次推進し、工場全体の最適化を図る方針。

久元神戸市長は挨拶の中で「アルツハイマー病、肥満症、糖尿病などに対する革新的な医薬品の開発・生産がさらに進むことを期待している」と述べ、2030年4月に予定している神戸空港の国際定期便就航にも触れながら、国際都市としてのビジネス環境整備に取り組む姿勢を示した。

ニエト工場長は「イーライリリー・アンド・カンパニー創立150周年と西神工場開設45周年が重なる節目の年に地鎮祭を執り行えたことを光栄に思う。患者さんに必要な医薬品を安全かつ確実にお届けするため、社員一丸となって取り組み続けてきた。今後も多くの患者さんにより早く革新的な医薬品を届けられるよう、次の歴史を刻んでいく」とコメントした。

日本イーライリリーは、糖尿病・肥満症・がん・アルツハイマー病を含む中枢神経系疾患・自己免疫疾患などの重点領域において、革新的医薬品への需要増加や研究開発パイプラインの拡充を背景に、迅速かつ柔軟な供給体制の整備を加速している。西神工場は今後も安定的かつ高品質な医薬品供給の中核拠点として機能し続ける。

■プロジェクト概要
・プロジェクト名:西神工場 新工場棟建設
・事業主:日本イーライリリー株式会社
・所在地:兵庫県神戸市西区高塚台4-3-3(西神工業団地内)
・着工:2026年6月
・竣工予定:2028年4月
・総投資額:200億円(追加投資、2026年3月発表)
・主な整備内容:新工場棟の建設、新規生産ラインの導入、工場のデジタル化、プロセス自動化
・工場概要:1981年開設。リリー製品の分析試験・検査・包装を担う国内唯一の自社製品製造拠点
・目的:医薬品供給体制の強化・安定化、患者への迅速な医薬品供給の実現

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