・ライフサイエンス・医薬品市場向けに小物搬送の自動化需要に対応
安川電機は6月1日、ライフサイエンス市場および医薬品市場向けに、衛生環境用ロボット「MOTOMAN-HD7」「MOTOMAN-HD8」の販売を開始したと発表した。クリーンルーム対応や清掃性を高めた設計により、薬品や小物容器の搬送・ハンドリング工程の自動化ニーズに応える。
両機種は、無菌環境下での作業に伴う防護服着用や長時間作業の負荷、さらには危険薬品取り扱いといった現場課題を背景に開発された。衛生管理レベルの高度化が進む医薬品・ライフサイエンス分野において、省人化と安全性向上を両立する自動化ソリューションとして提案する。
「MOTOMAN-HD7」は可搬質量7kg・最大リーチ927mm、「MOTOMAN-HD8」は可搬質量8kg・最大リーチ727mmの仕様で、小物ハンドリング用途に最適化されている。
衛生環境対応としての主な特長は、ISO 14644-1に基づくクリーンルームクラス4(HD8)、クラス5(HD7)への対応に加え、全軸IP69相当の高い保護性能を備える点にある。さらに、過酸化水素(H2O2)や各種洗浄剤による洗浄に耐える特殊コーティングを採用したほか、FDA認証の食品機械用グリースを使用し、衛生面への配慮を徹底した。
また、汚れが付着しにくく清掃性に優れた滑らかな外装設計や、EHEDG(European Hygienic Engineering and Design Group)の推奨事項に準拠したアクスルシーリング構造を採用することで、クリーンルーム環境での長期安定稼働を可能とした。
主な用途は、医薬品やライフサイエンス分野における小物容器や薬品の搬送・ハンドリング工程などを想定する。
販売は6月1日より開始。価格はオープン価格となる。
同社は本製品を、6月2日から5日まで東京ビッグサイトで開催される「FOOMA JAPAN 2026」に出展し、実機展示を通じて食品・医薬・ライフサイエンス分野における自動化提案を強化する。
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