三一重工、2025年サステナビリティレポートを公表

・電動化製品拡大やESG経営強化、環境投資などで成果を拡大

三一(SANY):2026年5月14日

三一重工(SANY Heavy Industry)はこのほど、「2025年サステナビリティレポート」を公表し、ESG、技術革新、低炭素化、人材育成、社会貢献分野での取り組み成果を明らかにした。2025年は研究開発に約7億2,400万米ドル、環境関連施策に約3,900万米ドルを投資。省エネプロジェクトによるコスト削減効果は約1,000万米ドルとなった。

同社はイノベーション分野での取り組みとして、2025年の研究開発費が主力事業売上高の5.79%を占めたと説明。グローバルな研究開発体制と知的財産ポートフォリオの拡充を進めた。低炭素化需要の高まりを背景に製品の電動化を加速し、新エネルギー関連製品の売上高は12億1,000万米ドルに達した。

また、油圧ショベル、ミキサートラック、ロードローラー、アスファルトフィニッシャ、クレーンなどで構成するインテリジェント建機群を展開。5G遠隔操作、無人運転、自動運転技術を搭載した機械は、スマート鉱山や建設現場などで導入が進んでおり、自律化・知能化施工を支援している。

環境経営分野では、グループ全体で環境・エネルギー・生態系管理体制を構築。全子会社の54.5%に相当する12社がISO14001認証を取得した。全子会社で必要な排出許可を取得しており、排水、排ガス、騒音なども基準値を満たしている。

さらに、22子会社で系統連系型発電を実施しており、クリーンエネルギー使用量は7,737万kWhに拡大。総エネルギー消費量に占める割合は14.7%となった。

人材育成面では、採用からキャリア形成までをカバーする従業員支援制度を強化。女性管理職比率は14.3%となった。2025年には総額7,320万米ドルの従業員インセンティブを付与したほか、過年度分を含む中長期インセンティブ4,650万米ドルを支給した。

また、年間4,841回の職業訓練を実施し、従業員参加率は94.6%に達した。労働災害率は従業員1,000人当たり1.33件に抑制した。

社会貢献活動では、地域社会支援や慈善活動を129件実施し、寄付総額は313万米ドル超となった。累計寄付額は5,040万米ドルを超えている。

三一重工(SANY Heavy Industry)は、「ESG理念を戦略立案、経営判断、日常業務へ統合し、株主と社会の双方に向けた長期的価値創出を推進していく」としている。

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