モリタホールディングスは6月3日、モリタ(兵庫県三田市)が、スペインの特殊車両メーカーITURRI S.A.と戦略的パートナーシップを締結したと発表した。ドイツ・ハノーバーで開催中の世界最大級の消防防災展「INTERSCHUTZ 2026」において、共同開発した先端屈折式はしご付消防自動車「MLMA5-32」を発表した。
同車両は、モリタが長年培ってきたはしご車の設計・開発技術と、ITURRIが持つ特殊車両の生産技術を融合した製品で、欧州・中南米・北アフリカ市場への展開を主眼に置く。欧州規格(EN規格)に適合しており、屈折機構の採用により複雑な都市部環境での柔軟な運用を可能としている。また、高許容積載荷重バスケットと高度な制御システムを搭載し、過酷な現場における安全性・操作性を確保した。
ITURRIは欧州・中南米・北アフリカ地域に14以上の支店と4つの製造工場を有する。モリタの技術力とITURRIの広域サービスネットワークを組み合わせることで、製品供給から保守管理までの一貫したサポート体制を構築する。
城賀本 守社長は「100年以上にわたる消防車両の技術開発力とITURRIの生産技術力・地域ネットワークを融合し、新たな市場において最適なソリューションを提案していく」とコメント。ITURRI CEOのJuan Francisco Iturri氏は「両社の能力を掛け合わせることで、ユーザーに強固で価値の高いソリューションを提供できる」と提携の意義を強調した。
なお、ITURRIは1947年創業で、消防・救急、産業、防衛、医療分野向けの製品・サービスを手掛ける。両社は今回の製品発表を足がかりに、消防分野における多様なニーズに対応した製品・サービスの開発・展開をさらに推進していく方針。
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