アトラスコプコ(Atlas Copco):2026年4月28日
アトラスコプコは2026年第1四半期決算を発表し、真空機器需要の拡大を背景に受注・売上ともに有機ベースで成長を維持した。一方で、為替や構造的要因の影響により報告ベースでは減収減益となった。
第1四半期の受注高は453億9,500万スウェーデンクローナ(前年同期:466億400万クローナ)となり、有機ベースで5%増加した。売上高は405億4,000万クローナ(同:427億3,000万クローナ)で、報告ベースでは5%減ながら、有機ベースでは3%増を確保した。
営業利益は82億6,100万クローナ(同:86億500万クローナ)で、営業利益率は20.4%(同20.1%)。比較可能性に影響する項目を除いた調整後営業利益は83億2,900万クローナ(同:88億6,900万クローナ)、同利益率は20.5%(同20.8%)となった。税引前利益は81億1,400万クローナ(同:84億7,000万クローナ)。営業キャッシュフローは43億5,500万クローナ(同:65億7,500万クローナ)と減少し、投下資本利益率(ROCE)は23%(同27%)となった。
同社のヴァグネル・レゴ社長兼CEO(Vagner Rego)は、「グループ全体で顧客活動は高水準を維持し、堅調な四半期となった。特に真空機器の需要増加が全体の需要を押し上げ、受注・売上ともに有機成長を実現した」と述べた。
一方で、地政学的リスクについては「依然として顧客の投資判断に慎重さをもたらしている。中東情勢の直接的な財務影響は限定的だが、不確実性が高く、間接的影響の予測は困難」との認識を示した。
短期見通しについては、顧客活動は現状の水準で推移すると見込んでいる。
アトラスコプコグループは、圧縮空気・真空ソリューション、エネルギー関連機器、排水・産業用ポンプ、産業用電動工具および組立・マシンビジョンソリューションの4事業を展開。2025年の売上高は1,680億スウェーデンクローナ、従業員数は約5万6,000人。
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