米ディア、26年度第2四半期の売上収益は5%増の133億ドル、純利益は2%減の17億7,300万ドル

ディア社(Deere & Company):2026年5月21日

・第2四半期の売上収益は5%増の133億6,900万ドル。
・小規模農業・芝生、建設・林業部門が好調を維持。
・2026年度純利益見通しは45億〜50億ドルを据え置き。

イリノイ州モリーン(2026年5月21日)— ディア社は、2026年5月3日終了の第2四半期純利益が17億7,300万ドル(1株当たり6.55ドル)だったと発表した。前年同期(2025年4月27日終了)の18億400万ドル(1株当たり6.64ドル)から2%減少した。

2026年度上期(6カ月累計)の純利益は24億2,900万ドル(1株当たり8.97ドル)で、前年同期の26億7,300万ドル(同9.82ドル)から9%減少した。

第2四半期の世界全体の売上収益は前年同期比5%増の133億6,900万ドルとなった。純売上高は117億7,800万ドルで、前年同期の111億7,100万ドルを上回った。上期累計の売上収益は8%増の229億8,100万ドル、純売上高は197億7,900万ドルだった。

ディア社2026年第2四半期データ

John May(ジョン・メイ)会長兼CEOは次のように述べた。
「現在の市場環境下における当社の業績は、多様化された事業ポートフォリオの強さを示している。特に今年は、小規模農業・芝生部門と建設・林業部門で力強い成果を達成した。世界の農業市場が継続的な課題に直面する中でも、包括的なポートフォリオが市場シェア拡大と持続的成長目標の達成を支えている。」

■ 会社の見通しと概要

2026年度のディア社の純利益見通しは、45億〜50億ドルを維持した。

メイ氏は次のように述べた。
「顧客が継続的な課題に直面する中でも、ディアは規律ある事業運営と強靭性を通じて顧客成功を支援する姿勢を堅持している。景気サイクルを通じたイノベーション投資と販売代理店ネットワークの強みを活用することで、市場環境改善時には顧客と株主にさらなる価値を提供できる体制を整えている。」

■ 第2四半期の部門別業績

<生産・精密農業>

生産・精密農業部門の売上高は45億300万ドル(前年比14%減)となった。出荷量減少が響いた一方、為替換算のプラス効果が一部を相殺した。

営業利益は7億600万ドル(前年比39%減)となった。出荷量減少と生産コスト上昇が主因で、為替効果が一部下支えした。営業利益率は前年の22.0%から15.7%へ低下した。

<小規模農業・芝生>

小規模農業・芝生部門の売上高は34億8,500万ドル(前年比16%増)となった。出荷量増加と為替換算効果が寄与した。

営業利益は7億1,900万ドル(前年比25%増)となり、出荷量増加と価格改善が収益を押し上げた。営業利益率は前年の19.2%から20.6%へ上昇した。

<建設・林業>

建設・林業部門の売上高は37億9,000万ドル(前年比29%増)となった。出荷量増加と為替換算効果が増収要因となった。

営業利益は5億6,100万ドル(前年比48%増)となり、出荷量増加と価格改善が寄与した。一方で、生産コスト上昇が一部重荷となった。営業利益率は前年の12.9%から14.8%へ改善した。

<金融サービス>

金融サービス部門の純利益は1億9,000万ドル(前年比18%増)となった。資金調達スプレッド改善やデリバティブ評価調整の好転が寄与した一方、平均ポートフォリオ残高減少の影響が一部を相殺した。

■ 2026年度市場見通し

農業・芝生分野では、米国・カナダの大型農業機械市場が15〜20%減、小規模農業・芝生市場は横ばい〜5%増を見込む。欧州は横ばい〜5%増、南米のトラクター・コンバイン市場は約15%減、アジア市場は横ばいを予想している。

建設・林業分野では、米国・カナダの建設機械市場と小型建機市場がそれぞれ約5%増、世界の道路建設機械市場が約10%増となる一方、林業機械市場は約5%減を見込んでいる。

また、2026年度の事業別売上見通しとして、生産・精密農業部門は5〜10%減、小規模農業・芝生部門は約15%増、建設・林業部門は約20%増を予測。金融サービス部門の純利益は約8億6,000万ドルを見込んでいる。

ニュースリリース

ニュースリリース(PDF版)