東洋エンジニアリング、OneSubseaと海洋CCSで協業検討、MOU締結

・日本・東南アジアで最適システム提案へ

東洋エンジニアリングは4月15日、海底設備大手のワンサブシー(OneSubsea)と、海洋CCS(CO₂の海底下貯留)分野における協業機会の検討に関するMOU(覚書)を締結したと発表した。日本および東南アジアを中心に、海洋CCSプロジェクトへの最適なシステム提案を共同で進める。

カーボンニュートラル実現に向け、CCSは有効な手段の一つとされる中、長期的かつ安全にCO₂を貯留できる地層の多くは海底に存在する。このため、今後の普及拡大には、地上設備と海底設備を一体で設計・運用する統合的アプローチが不可欠となる。一方で、海洋CCSではCO₂の安全な輸送・圧入、運転・保守の高度化など特有の技術課題も多い。

こうした中、東洋エンジニアリングはCO₂の分離・回収から輸送、貯留までのバリューチェーン全体の最適化と地上設備のエンジニアリングに強みを持つ。一方、ワンサブシー(OneSubsea)は海底生産・処理システムをはじめとする海底技術で世界的な実績を有する。両社の協業により、顧客ニーズやプロジェクト条件に応じた全体最適の海洋CCSシステムの構築が可能になるとみられる。

MOUに基づく主な取り組みは、①海洋CCS領域における協業機会の探索とマーケティング戦略の共同検討、②全体最適なシステム設計の共同検討—の2点。今後は、日本および東南アジアのCCS案件を対象に、CO₂の輸送・圧入・貯留に関する技術課題の解決に向けた提案活動を展開する。

ワンサブシーは、エネルギーサービス大手SLB、アーカーソリューションズ(Aker Solutions)、サブシー7(Subsea7)の3社により設立された海底設備分野のリーディングカンパニーで、ノルウェーおよび米国に本社を置く。今回の協業を通じ、両社は海洋分野におけるCCSソリューションの高度化と新たな価値創出を目指す。

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