・HC事業は14. 3%減の582億円、24年度予想は13.9%減の1,157億円
カヤバ(KYB)が11月11日に発表した2024年3月期第2四半期(4〜9月)連結業績によると、売上高は前年同期比2.0%減の2,135億円、営業利益は同25.1%減の83億円、親会社の所有者に帰属する中間利益は同36.6%減の52億円となった。一部自動車メーカーに対する出荷停止措置、中国市場を中心とした建設機械需要の減少等が影響した。
4〜9月期における世界経済は、欧米での利下げが個人消費や設備投資等を下支えするものの、中国経済の鈍化、地政学リスクの一層の高まりもあり、先行きの不透明感は続いている。また、我が国経済は実質賃金の拡大により個人消費に持ち直しの兆しがみられるものの、設備投資は弱含みであり、一進一退の状況が続いた。
カヤバ2025年3月期第2四半期データ
■セグメント別の業績
<AC事業>(オートモーティブコンポーネンツ)>
同セグメントは、四輪車用油圧緩衝器、二輪車用油圧緩衝器、四輪車用油圧機器とその他製品から構成。
四輪車用油圧緩衝器は、国内自動車生産台数が減少したものの、欧米でのOEM製品の販売や東欧・中東市販市場での需要増加、円安による為替影響等により、売上高は1,085億円と前年同期比5.1%増収となった。二輪車用油圧緩衝器は、国内や欧州での販売減少があったものの、インド市場での需要増加により、 売上高は212億円と前年同期比3.2%増収となった。
以上の結果、同セグメントの売上高は1,480億円と前年同期比 3.6%増収となり、セグメント利 益は79億円と前年同期比 19億円の増益となった。
<HC事業 >(ハイドロリックコンポーネンツ)
同セグメントは、産業用油圧機器、システム製品、その他製品から構成。
建設機械向けを主とする産業用油圧機器は、建設機械の中国市場での大幅な需要減少の継続に加え、欧米での需要低迷により、売上高は 544億円と前年同期比 15.3%の減収となった。
以上の結果、同セグメントの売上高は582億円と前年同期比 14.3%減収となり、セグメント利益 は8億円と前年同期比 19億円の減益となった。
<航空機器事業 >
同セグメントは、航空機器用油圧機器から構成。
同セグメントは、販売製品の構成が変動したことに伴い、売上高は15億円と前年同期比25.5%の減収となったが、セグメント損失は6億円 (前中間連結会計期間セグメント損失12億円)となった。
<特装車両事業及びその他>
同セグメントは、特装車両等から構成。
コンクリートミキサ車を主とする特装車両において、南アジアでの需要増加により、同セグメントの売上高は59億円と前年同期比11.4%の増収となり、セ グメント利益は6億円と前年同期比2億円の増益となった。
■今後の見通し
通期の業績予想については、2024年5月10日公表の業績予想から変更はない。2025年3月期(2024年度)の連結業績予想は2024年5月10日公表値を据え置いている。
売上高4,480億円(前期比1.2%増)、セグメント利益215億円(2.6%増)、営業利益225億円(同0.4%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益135億円(14.7%減)。
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