中部スカイサポート(CSS)と豊田通商、中部国際空港初、作業車両へバイオディーゼル燃料の供給を実施

 中部スカイサポート(CSS)と豊田通商は3月14日、中部国際空港で初となる、空港内の作業車両へ100%のバイオディーゼル燃料(以下:バイオ燃料)を使用する実証実験を開始したと発表した。

 実証は、中部国際空港内で作業車両を運行するCSSと、バイオ燃料の調達を担う豊田通商が、トーイングトラクター※1およびフォークリフトの計2台に濃度100%のバイオ燃料を供給するもの。2024年11月30日までの約1年間にわたり、空港の脱炭素化への貢献とともに、エンジンへの影響の検証や今後の継続的な運用に向けた知見を得ることを目的としている。

 作業車両への供給は、豊田通商のグループ会社である豊通エネルギーおよび中部国際空港で車両整備・燃料供給を担うセントレアGSEサービスを通じて行っており、これまで当該車両に延べ1,200リットルのバイオ燃料供給を実施した。使用するバイオ燃料は、豊田通商が㈱ダイセキ環境ソリューションと連携し、トヨタグループや豊田通商グループ企業の社員食堂をはじめ、中部圏を中心に回収した廃食油を原料の一部として使用しており、中部圏における資源の有効活用と、エネルギーの地産地消にも貢献するもの。

 なお、実証は、豊田通商と中部国際空港が進める「セントレア・ゼロカーボン2050」※2の取り組みの一環でもあり、空港内の車両に給油している軽油を濃度100%のバイオ燃料に切り替えることで、1リットルあたり2.62kgのCO2排出量削減※3に寄与する。

 今後CSSと豊田通商は空港の脱炭素化に向け、バイオ燃料使用の拡大を視野に、継続的な運用を検討していく。

※1 空港制限区域内にて航空貨物や顧客の手荷物の運送用コンテナを牽引する車両。
※2 2050年までに、中部国際空港からのCO2排出量の実質ゼロを目指す中部国際空港株式会社の取り組み。
※3 バイオ燃料の原料の一部である植物油は、植物の成長過程において、光合成を行うことでCO2を吸収しているため、カーボンニュートラルの概念で燃焼時のCO2排出量はプラスマイナスゼロとなることから得られる削減量。

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