●年頭所感 ㈱加藤製作所 加藤公康社長

 昨年のわが国の経済を振り返りますと、個人消費や設備投資が持ち直し、緩やかではありますが、回復基調が続きました。一方海外では、米中経済戦争による影響で世界経済が不安定な状況となっております。

 わが社においては、クローラキャリアは順調に売り上げを伸ばすことができましたが、主力製品であるクレーンやショベルの排出ガス規制実施前の駆け込み需要の反動減が響き、売上高は減少しましたが、採算重視の販売により利益は増加いたしました。今後は国内市場ではオペレーター不足など、若干不安な要素もあり、一層のコスト削減と利益確保が重要になってきます。

 我が社は長期ビジョンとして“Progress To The Next Stage”「 次なるステージに進化する」ことをスローガンに掲げております。我々がこれからやるべきことは、KATOグループの全社員が一丸となり、品質の高い製品を開発、製造、販売、サポートはもとより、地域社会への貢献やCSR活動の推進により、全てのステークホルダーから信頼される建設機械メーカーになることにつきます。そのために、目の前の利益だけに一喜一憂するのではなく、長期的かつ持続的成長を実現できるよう努力を重ねてまいります。

 ㈱加藤製作所