・全米の農家から写真・動画・エピソードを募集
AGCO:2026年6月30日
農業機械大手のAGCOは6月30日、米国建国250周年に合わせ、世代を超えて米国農業を支えてきた農業家族に焦点を当てる全国規模のストーリーテリング施策「レガシーズ・オブ・ザ・ランド(Legacies of the Land)」を開始したと発表した。農家自身の歴史や経験を共有してもらい、米国農業の歩みを次世代へ継承する取り組みとして展開する。
同キャンペーンは、「あなたの物語はアメリカの歴史(Your Story Is America’s History)」をコンセプトに掲げ、専用サイト上に設置したインタラクティブ型の「ストーリーウォール」を通じて、農業従事者が写真、動画、体験談などを投稿できる仕組みを採用。投稿時にはハッシュタグ「#LandLegacies」を利用し、寄せられた内容を通じて、世代を超えて受け継がれてきた米国農業の姿を可視化する。
キャンペーン開始時には、複数世代にわたり農業経営を継続してきた3家族を紹介している。対象となったのは、ミズーリ州パルマイラのレーヘンバウアー・ファームズ(Lehenbauer Farms)、アイダホ州オークリーのマシューズ・ランド&キャトル(Matthews Land & Cattle)、ケンタッキー州スプリングフィールドのライニー・デイリー(Riney Dairy)。
レーヘンバウアー家のマーク・レーヘンバウアー氏は、「100年後、200年後に誰かがここに座り、私たちが世界をより良い場所にするために何を残したかを語ってくれることを願っている」とコメントした。
また、AGCOの会長兼社長兼CEOを務めるエリック・ハンソティア(Eric Hansotia)氏は、「すべての農業家族には語る価値のある物語があり、その根底には困難を乗り越える力、土地への責任、そして農業への思いがある。今回の取り組みは、農家が自身の経験を共有し、次世代へ残していくための場となる」と説明した。
さらに、ケンタッキー州中部で家族農場を継承する10代目農家のジョン・ライニー(John Riney)氏は、家系調査を通じて自身が同地域で10代続く農業経営者であることを知り、「この土地に受け継がれてきた歴史と責任を強く認識するようになった」と語った。
今回の施策は、AGCOが推進する「ファーマー・ファースト(Farmer-First)」戦略の一環として実施されるもの。対象ブランドには、フェント(Fendt)、マッセイ・ファーガソン(Massey Ferguson)、PTx(PTx)、バルトラ(Valtra)を含む。AGCOは今夏を通じて、農家や地域コミュニティに対し投稿参加を呼びかけ、蓄積されたストーリー群を米国農業の記録資産として発信していく方針としている。
AGCOは農業機械および精密農業技術のグローバルメーカー。高性能農業機械、後付け可能なスマート農業技術、自律運転ソリューションなどを展開し、農業生産性向上と持続可能な食料供給の実現を目指している。
コメントを投稿するにはログインしてください。