ダンフォス、伊アルファゴマ買収に向け独占交渉権契約を締結、油圧・産業用ホース事業を強化

ダンフォス(Danfoss):2026年6月12日

ダンフォスは、イタリアのホース・継手メーカーであるアルファゴマ(Alfagomma)の買収に向け、独占交渉権契約を締結したと発表した。買収が実現すれば、ダンフォス・パワーソリューションズ(Danfoss Power Solutions)の中核事業である流体搬送事業(Fluid Conveyance)の成長を加速し、油圧・産業用ホース分野における世界有数の事業体を形成する。

今回の買収方針は、ダンフォスが推進する中長期戦略「LEAP 2030」の一環。同戦略では、パワーソリューションズ事業内の流体搬送事業を重点成長領域と位置付け、収益性を伴う成長を加速する方針を掲げている。

買収対象となるアルファゴマはイタリアに本社を置き、油圧・産業用途向けホース、継手、カップリング、コネクターの世界的メーカー。年間売上高は約6億ユーロ(約1,116億円、1ユーロ=186円換算)、従業員数は約4,500人、世界28カ所の生産・組立拠点を展開している。

ダンフォスは近年、流体搬送事業の強化を進めており、2021年にはイートン(Eaton)の油圧事業を買収。その後もイタリアのハイドロ・ホールディング(Hydro Holding)を取得したほか、設備、技術、インフラへの投資を継続してきた。現在、流体搬送事業はダンフォス・パワーソリューションズにおける中核かつ高成長分野となっている。

両社は買収手続き完了まで独立して事業運営を継続し、顧客、取引先、従業員への影響を最小限に抑えながら通常業務を維持する方針。ダンフォスは取引完了後も事業への継続投資を進めるとともに、イタリア国内の事業基盤を維持する考えを示した。

ダンフォスは1961年からイタリアで事業展開しており、現在は14拠点で1,100人超を雇用している。今後もイタリアを重要市場と位置付け、産業基盤の強化、人材・技術・事業運営への継続投資を通じて、アルファゴマの安定成長と事業拡大を支援していくとしている。

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