信頼で未来を切り拓く:三一(SANY)が描く今後数十年のビジョン

三一(SANY):2026年5月15日

香港で開催された2026年ワールドブランド会議において、三一集団(SANY Group)の董事であるソン・ペン(SONG PENG)氏が、グローバル産業変革の次のステージに向けた同社の展望を語った。

AI(人工知能)、電化、オートメーションが業界を急速に再定義する中、ソン・ペン氏は「顧客はもはや機械を買うだけではなく、長期的に信頼できるパートナーを選ぶ時代になった」と強調した。

■信頼こそ出発点

「今後40年間、三一(SANY)は真に信頼されるグローバルブランドになることを目指す」とソン・ペン氏は述べた。同社にとって信頼とは、現場での長年にわたる実績によって築かれるものだ。現在、世界中で100万台を超える三一(SANY)製機械が、信頼性が必須とされる過酷な環境で稼働を続けている。

基調講演で同氏は、シンプルだが力強い実例を紹介した。20年以上前に納入された三一(SANY)のフライス盤(milling machine)が、今も現場で現役稼働しているという。この「約束ではなく、時間とともに証明される信頼」が、同社の価値観の核心だと語った。

■品質が信頼を支える

品質とはライフサイクル全体への責任であるとソン・ペン氏は説明した。この考えのもと、三一(SANY)はグローバルサービス網の強化を進め、世界中に2000を超えるタッチポイントを構築。「No More Waiting(待たせない)」という一つの約束を中心に据えている。

迅速な対応から現地サポートまで、サービスは製品品質の延長線上に位置づけられ、後付けではなく不可欠な要素となっている。
イノベーションが信頼を進化させる

イノベーションは三一(SANY)の成長を常に支えてきた。香港のIFC(国際金融センター)や、サウジアラビアのジェッダ・タワー(Jeddah Tower、高さ1008メートル)といったランドマークプロジェクトへの貢献を通じて、同社はエンジニアリングの限界に挑み続けてきた。

現在、このイノベーションはAIと電化分野で加速している。CONEXPOでは、AIサービスアシスタント「SASA(AI Service Assistant)」を発表。現場技術者とリモート専門家との連携を強化し、故障診断の迅速化を実現した。目標は明確で、ダウンタイムの削減、対応速度の向上、そして顧客の稼働継続を支えることにある。

■ウィンウィンエコシステムが信頼を拡大する

「信頼は一方通行ではない。相互選択である」とソン・ペン氏は指摘した。
ブラジルのディーラー事例がその象徴だ。創業初期に厳しい市場環境で事業運営に圧力を受けた同ディーラーに対し、三一(SANY)は短期的な撤退ではなく長期的なコミットメントを選択。サービス、設備、中古機械事業にわたる能力構築を支援した結果、現在では同社最大の海外ディーラーに成長した。

これは特例ではなく、体系的な取り組みの一環である。現在、三一(SANY)は以下のグローバルネットワークを有している。
・世界中の1万社を超えるサプライヤー
・500を超えるディーラー
・世代を超えた長期顧客
信頼から未来へ

こうした信念は、新たなブランドプロポジション「Forging the Future Together(ともに未来を鍛造する)」に結実した。今日の産業社会において、未来を築くのは単独の企業ではない。信頼によって鍛えられ、品質によって支えられ、イノベーションによって駆動され、エコシステムのパートナーシップによって拡大されるものだ――三一(SANY)はそう信じている。

ニュースリリース