・展示・体験機能を本館周辺に集約
ファナックは4月22日、本社地区で建設を進めていた中央テクニカルセンタ(中央TC)が竣工し、オフィス棟などの関連施設とともにゲストエリアを一体的に刷新したと発表した。顧客対応機能の集約と動線最適化により、来訪者の利便性向上と提案力強化を図る。
本社地区は約178万㎡の敷地内に工場や研究開発棟、事務所棟が点在する構成で、同社はこれまでも長期視点で建屋配置や構内物流の効率化を進めてきた。今回の整備では、従来工場エリアに分散していた旧中央テクニカルセンタの機能を本館周辺に集約。顧客との面談や製品展示・案内を円滑に行える環境を構築した。
また、本館に隣接してオフィス棟を配置することで、来訪者の移動負担を軽減するとともに、ゲストエリア全体の機能を強化した。建屋の配置や外観は周辺の自然環境との調和を重視し、多様な樹木による植栽を施している。
中央TCは、同社のFA、ロボット、ロボマシン製品を展示・実演するショールーム兼体験施設で、「CX Arena(顧客体験の舞台)」をコンセプトに掲げる。第1・第2アリーナでは常設・企画展示や加工事例の紹介を行い、テストアリーナでは実機を用いた加工検証や評価に対応。導入後を見据えた技術支援を提供する。
さらに同施設は、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)において最高評価となる「ZEB」認証を取得。同社として初の事例となる。
施設は鉄骨造3階建て、延べ床面積約1万4,900㎡で2025年3月に竣工した。周辺の植栽については、戦後に植林された樹木の老木化を踏まえ、専門機関の助言を受けながら地域本来の広葉樹を中心とした森林管理・景観形成を推進。四季の変化を感じられる環境整備を進めている。
なお、今回刷新したゲストエリアは、本館、オフィス棟、中央TCに加え、ファナックアカデミやシステムアップ棟、稲葉記念館などを含む一体的な来訪者対応ゾーンとして機能する。
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