クボタ、米アグリテック企業に出資、果樹向け自動化ソリューションの事業化を加速

クボタは4月22日、米国のアグリテックスタートアップ、アグトノミー(Agtonomy)に出資したと発表した。2024年から進めてきた協業関係をさらに強化し、スペシャリティクロップ(果樹・野菜・ナッツなど)向けのスマート農業ソリューションの事業化を加速する。

米国西部のカリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州は、果樹やナッツなどの高付加価値作物の一大生産地である。一方で、農業資材価格の高騰や労働力不足、人件費の上昇が深刻化しており、作業の自動化やデータ活用による効率化ニーズが急速に高まっている。

アグトノミーは、こうした課題に対応するため、フィジカルAIを活用した自動化技術を強みとするスタートアップ。大規模農業経営体からのフィードバックをもとに、作業精度や生産性の向上を図る技術開発を進めている。

両社は2024年より共同実証を開始し、農業機械の自動化技術を活用したスペシャリティクロップ向けソリューションの構築を推進してきた。2026年には、米ラスベガスで開催された「CES®2026」において、アグトノミーの自動運転システムを搭載したトラクタを出展。また、米国西部ではクボタの販売ディーラー網と連携し、同社サービスの展開も開始している。

今回の出資により、クボタは自社の農業機械や販売ネットワークとアグトノミーの自動化技術を組み合わせ、現地市場での事業拡大を後押しする。あわせて、外部パートナーとの連携によるオープンイノベーションを通じ、スマート農業の社会実装を進める方針だ。

■アグトノミー(Agtonomy)の概要
会社名:Mooco Robotics, Inc.(d/b/a Agtonomy)
所在地:米国カリフォルニア州南サンフランシスコ
設立:2021年
CEO:ティム・ブッチャー(Tim Bucher)
事業内容:自動運転トラクタの提供、作業計画から精密自動作業までを支援するプラットフォームおよび自動化システムの開発

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