・多様化する需要に対応、パートナー連携で製品群拡充し新市場開拓へ
日立建機は4月21日、新興国市場向けの新ブランド「WIXIM(ウィクシム)」を制定したと発表した。地域や用途ごとに多様化する建設機械需要に対応するための新たな取り組みで、まずは東南アジア地域から展開を開始する。
建設機械市場では、各国の経済発展段階や用途、顧客層の違いにより、求められる価格帯や製品仕様、使用環境が大きく異なっている。日立建機は従来、油圧ショベルやダンプトラック、ホイールローダを主力としてきたが、こうしたニーズの多様化に対応するため、パートナー企業との連携を通じて製品ラインアップの拡充を図る。
新ブランド「WIXIM」は、同社グループが培ってきた販売・サービス網を基盤に、地域特性や用途に応じた実用性重視の製品を提供する位置付け。製品品質は日立建機が保証し、販売から部品供給、アフターサービスまでをグループおよび販売代理店が一貫して担う。これにより、新興国市場において迅速な製品供給と初動対応を実現し、ダウンタイムの最小化と稼働信頼性の確保を図る。
また同ブランドは、2027年4月に予定する社名・ブランド変更(ランドクロス「LANDCROS」)のコンセプトである「Open」を具現化する施策の一つと位置付ける。ブランド名「WIXIM」には、顧客、販売代理店、パートナー企業との間でWIN-WINの関係を構築し、共に成長していく意図を込めた。
日立建機 執行役 グローバル営業本部長の高谷透氏は、「市場の多様化に迅速に対応するには、従来の枠にとらわれないスピーディーな事業展開が不可欠」とした上で、「WIXIMにより製品ポートフォリオを拡充し、未開拓市場への参入を進めることで、顧客により多様な選択肢を提供し、持続的成長を実現する」と述べた。
WIXIMは“Customer-oriented Utility Brand”を掲げ、実用価値を重視したソリューションを提供するブランドと定義。日立建機の販売・サービス基盤を活用し、将来のLANDCROSブランドと同様の安心感を提供する。
同社は今後、バリューチェーン事業(部品・サービス、再生、レンタル、中古車)とあわせた総合的なソリューション展開を強化し、新興国市場での事業拡大を図る方針。
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