斗山ボブキャット、AIをクラウドから現場へ、CES 2026で次世代機能を公開

・建設業の労働力不足や現場の複雑化に対応、操作支援・故障診断・安全性向上を一体で強化

斗山ボブキャット(Doosan Bobcat):2025年12月12日

建設機械メーカーの斗山ボブキャット(Doosan Bobcat)は、2026年1月に米国ラスベガスで開催される「CES 2026」で、人工知能(AI)をクラウド上から建設現場の機械本体へ直接搭載する次世代技術群を公開する。オペレーターの負担軽減、ダウンタイムの削減、現場安全の強化を狙うもので、同社は「人を中心にした直感的な機械」を掲げ、将来の施工現場に向けた主要課題の解決を目指す。

同社によると、米国の建設労働者の41%が2031年までに退職すると見込まれており、熟練技能の継承が業界共通の課題となっている。この状況を踏まえ、同社は初心者でも高度作業を容易に行えるAI操作支援機能を提案。リアルタイムのガイダンスにより作業精度と生産性を高めることができ、熟練者にとっても作業効率向上に寄与するとしている。

また、単機稼働の事業者にとって致命的となる機械停止に対しては、故障診断の高速化ソリューションを投入。AIが蓄積された修理データや機体情報を解析し、技術者が迅速に原因特定・対処できるよう支援する。

現場安全面では、レーダー技術を活用した周囲監視システムを披露する。障害物や衝突リスクをリアルタイムで検知し、オペレーターの注意喚起と介入を促す仕組みで、複雑化する作業現場での安全確保に貢献する。

このほか同社は以下の新技術を初公開する。
・現場情報を視界内に統合する次世代オペレーター・ディスプレイ
・将来機のコンセプトモデル
・小型機向けの堅牢で積み重ね可能な電動パワーユニット

これら一連の技術群により、同社は「AIとインテリジェンスを作業が行われる最前線へ持ち込む」姿勢を明確にした。詳細は2026年1月5日、ラスベガス・マンダレイベイで開催されるCES Media Days記者会見で発表され、展示会場(Las Vegas Convention Center West Hall 5840、斗山ブース)で体験可能となる。

画像は、コンパクトトラックローダー(参考)

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