プライメタルズテクノロジーズ、首鋼遷安鋼鉄(中国)から熱間圧延ラインの包括的自動化システム更新工事を受注

 ロンドン、2024年3月 27日

・中国の鉄鋼メーカーより、精度と製品品質を向上させる大規模な自動化ソリューションを受注
・熱間圧延ラインの自動化システムを更新
・シャドーモードによる、新システムへの円滑な切り替えとシャットダウン期間の最小化
・最終圧延とコイリングの段階で、より正確な数値計算を行う高度な制御システム

  プライメタルズ テクノロジーズ(Primetals Technologies)は、中国、 首鋼遷安鋼鉄(Shougang Qianan)より、河北省遷安市にある同社の熱間圧延ラインの自動化システムを包括的に更新する工事を受注しました。 新システムは2025年5月までに稼動を開始する予定です。

■圧延の精度向上
 首鋼遷安鋼鉄は、世界中で当社が持つ多くの実績と、たゆまぬ技術革新の姿勢を評価し、本件を当社に発注しました。 当社のプロセス最適化システム(レベル2)が圧延工程における鋼板の温度、プロファイル、板厚をより正確に制御するため、電磁鋼板などの自動車産業用鋼板といった、 厳しい要件の用途にも余裕をもって対応する製品の生産を可能にします。

■シャドーモードによる円滑なシステム切り替え
 この工事では、レベル1の自動化システムを最適化し、レベル2の自動化システムを更新します。 シャドーモードの導入で、新しいシステムへの切り替えを円滑かつ迅速に行います。 当社のチームは、現行システムが稼働している間に、新しいシステムを工場の環境に統合し、 現行システムをシャットダウンする前に、生産プロセスに関連する設定などの重要な情報を収集します。 さらに、自己学習型ニューラルネットワーク(プロセスモデル)がプロセスデータを活用し、更新後のレベル2システムへの安全な切り替えをより確実にします。

■圧延速度と温度の最適化
 レベル2自動化システムの一部である包括的温度制御(Comprehensive Temperature Control: CTC)モデルは、圧延速度と温度を最適化し、プラントのパフォーマンスを向上させます。 このモデルは、粗圧延機の後に設置された測定ポイントでの温度値により圧延温度を予測します。 さらに、最適化された速度線図(様々な生産条件において適切な速度を設定するための設定データベース)を使用して仕上げ圧延機の速度を制御します。

 首鋼遷安鋼鉄は、首鋼集団(Shougang Group)の子会社です。 電磁鋼板、自動車、パイプライン、家電業界向け薄板を含む冷間および熱間圧延鋼材の全範囲と、付加価値サービスを供給しています。

 プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies)は本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業におけるエンジニアリング、プラント建設、およびライフサイクルサービスの提供を行うパイオニアかつ世界的リーダーです。当社は電機、オートメーション、デジタライゼーション、及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、原材料から完成品まで鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は、三菱重工グループの100%出資によるグループ会社で、従業員数は全世界で約7,000人です。詳しくは、下記URLより当社公式ウェブサイトをご覧ください。

公式ウェブサイト:https://www.primetals.com/jp

 ニュースリリース
 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。